2回目のRakuChord(らくこーど)通販、完売しました

このブログでもたまに触れている、僕の制作している電子楽器「RakuChord(らくこーど)」ですが、以前3月に通販してから、かれこれ半年たちました。そして満を持して9/4から第2回の通販を開始していました。

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毎日ちょろちょろと売れていき本日9/7に完売しました

 

RakuChordがどんな楽器か?というのは下記の動画が参考になると思います。

さらに詳しい説明は公式ページ(RakuChord(らくこーど) - 楽にそれっぽい演奏ができる電子楽器)を見ていただくとして、本日のブログでは前回からの差分や、今後の展開について紹介しようと思います。

ここまでの歩み

実は開発はかなり昔から行っており2010年の記事があります。

このころはユニバーサル基板に100均のまな板をエンクロージャにしています。

その後、様々な形を検討しています。これは小型化したバージョン。

そしてこちらは長いバージョン

月日は流れ・・

基板を発注できるようになりました。

そして3Dプリンタでケースを作れるようになったことで夢の「キット化」が実現したわけです。

で、2019年3月に初めての通販を実施。

で、今回記念すべき2回目の通販を行ったという流れです。

前回からの差分

バージョン表記

今回からバージョンを数字で表記するようにしました。今回がv1.3ということにしました。今後も変更を加えていくたびにこのバージョンで区別できるようにするつもりです。

互換性

今回販売したものは2019/3に販売したものと構造はほぼ同じで、ソフトウェアについても互換性があります。ということで2019/3バージョンをお持ちの方は最新版のファームウェアに更新することで、RakuChord v1.3を体験することができます。(ソースコードはこちら https://github.com/inajob/rakuchord

前回のハードウェアバグ修正

以前販売時にこのブログでも紹介した(https://inajob.hatenablog.jp/entry/rakuchord-e-commerce)ハードウェアの問題点を修正しています。具体的にはOLEDから発生するノイズを低減するための電解コンデンサを追加しました。

また、前回アドホックに追加したプルアップ用の抵抗も、ちゃんと部品としてフットプリントを用意しました。

アンプの音量増加

LM386周りの回路を見直して、音量が少し大きくなるように回路を改良しました。

組み立てやすさのための修正

前回はスイッチとダイオードが非常に近くにあったため、はんだ付けが難しいところがありました。今回少しマージンを大きめにとったので、前回よりは作りやすくなったと思います。

前回(D19が近すぎる)→f:id:inajob:20190907173641p:plain

今回(程よくマージンがあります)→f:id:inajob:20190907173656p:plain

スイッチのフットプリント変更

メインスイッチのフットプリントを変更し、オムロンの12mmx12mmのスイッチなどが利用できるようになりました。実際はキットに同梱しているスイッチがマウントできれば、まぁそれで十分なのですが、手元ではいろいろなスイッチで試して遊んでいます。

基板の色

バージョンごとに色は変えていきたいなと思い、今回は黄色にしました。思ったより暗い色で、個人的には前回の白のほうが好みです。まぁケースに隠れてしまうのでいいのですが・・

LM386を二個入れた

前回なぜか検品したにもかかわらず、LM386というICが動かない症例が複数あったため、とりあえずキットにはLM386を2つ入れてあります。全く根本対策になっていませんが、ひとまずこれで様子を見ます。

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今後の予定

今回も完売ということですが、そろそろ需要があるのか心配になってきました・・、しかし少なくとも次もアップデートしたいことがあるので、引き続き販売を予定しています。

 

「買いたい!」という方は 下記から「入荷お知らせメールを受け取る」をクリックしておいてほしいです。

自作電子楽器 RakuChord(らくこーど) v1.3 - inajobの作品販売 - BOOTH

 この設定は販売者は見ることができるため、今後のRakuChord開発の励みになります。

また「応援したい!」という方は「スキ!」を押していただけると、こちらも開発の励みになります。

追加予定の機能

ここに書いているのはあくまで「案」であり、次のバージョンにすべてが搭載されるわけではないことをご承知おきください。

  • ケースの外からもアクセスしやすい拡張端子(OPシリーズとのSyncや、MIDI出力、外部音源ICの接続、アナログコントローラの追加、などを想定)
  • SMD部品の利用と半完成キット化
  • より扱いやすい筐体

などなど、が今のところ考えている改良です。(SMD化は次のバージョンでは難しいか?・・)

他にもほしい機能があればぜひぜひコメントやTwitterhttps://twitter.com/ina_ani)で教えてください。

 おまけ

こんかいも部品を頑張って数えました。キットはこれがつらい・・

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