前回ノートパソコンを新しくしたのが2019年 inajob.hatenablog.jp
この記事以降にストレージを1TBのSSDに換装し、バッテリーも交換しました。
それから5年使いましたが、特に性能上の課題はなかったのですが、この時新調したLatitude 5580はTPMが搭載されておらず、Windows11にアップグレードできなという問題がありました。
ということで、来年10月のWindows10のEOLが来るまでに新しいマシンに新調しようと考えました。
今回の要件
性能上の課題はなかったので、同じような性能でWindows11がインストールできれば良いなということで以下の要件で探しました
- ラップトップ
- 15inch FHD(1920×1080)
- メモリ16GB ~ 32GB(旧マシンのメモリを移植する予定)
- ストレージ 1TB(旧マシンのストレージを移植する予定)
- 以前のIntel第6世代i5と同等からそれより良い性能
ThinkPad L15 Gen2に決めた
以上の要件から、ThinkPad L15 Gen2にしました。
CPUはIntel第11世代のi5(Core i5 1135G7(2.4GHz) )、ストレージは500GBのHDDですが、これは換装するつもりなので性能が低いほうが安くで買えてお得です。
まぁ大体、中古で安いものを探すと、メーカーを気にしない場合前回のようにDELLとか、今回のようにThinkpadになりがちと感じています。
Latitude 5580からのストレージ移植
今回の作業の目玉である、ストレージの移植です。
まず、旧マシンのSSDの中身をクリアする前に、必要なデータのバックアップを取ります。 我が家のNASのコールドバックアップ用の4TBのHDDを使い、旧マシンの1TBのSSDの中から必要なデータをバックアップします。
まるっとすべてバックアップしてもよかったのですが、今回は自分が作成したデータのみをバックアップすることにしました。 もともとこういうこともあるだろうと思い、ディレクトリを分けて管理していたのが良かったです。
その後、旧マシンから、SSDを取り出して、新マシンに差し込む、、のですが、新マシンはSATAのHHDがマウントされており、旧マシンのSSDはM.2で、そのままでは利用できない問題が発生しました。
この問題を解決するためにSATAをM.2に変換するコンバータを購入しました。1000円しないようなものをテキトーに選びましたが、特に問題なく動いています。
その後Windowsの標準機能である「回復ドライブ」を使って、ストレージを入れ方の後にクリーンインストールします。
これが結構時間がかかる作業で非常にドキドキしました。 回復ドライブを作るのに数時間(メモし忘れた)、回復ドライブからのクリーンインストールに4時間ほどかかりました。
インストール作業中にTPMの削除をして良いかの確認がこんな画面で出てきて恐る恐る削除しました
古いマシンも一応動くようにしておく
古いマシンは利用していたSSDを抜いてしまうので、起動できなくなってしまいますが・・、家に以前このマシンで利用していた250GBのSSDが、データもそのままで残っていたので、これを差し込んで起動したところ・・、普通に起動し、ライセンスも問題なく認識されました。
メモリの移植
旧マシンはDDR4-2400の16GBのメモリを2枚差して 合計32GB搭載していました。 新マシンにこのメモリを移植しようと思ったのですが、新マシンに購入時に刺さっている8GBのメモリはDDR4-3200で、これは古いマシンに差しても認識しないようでした(これは勘違いかも・・)
ということで、とりあえず16GBのDDR4-2400のメモリ1枚を新しいマシンに差して、旧マシンは16GB、新マシンは8GB+16GB=24GBという構成にしました。
旧マシンの際もメモリ使用量を見ていると大体16GB程度に収まっていたので、24GBあれば実際の使用においてメモリ不足で悩むことはほとんど起きていません。
ソフトウェアのセットアップ
ここまでで、新しマシンが期待したスペックになりました。
あとは使っていくだけです。
今まで使っていたソフトウェアを、欲しくなったタイミングで入れていきます。 ついでに、同じことを実現できるもっと良いソフトウェアがないか、などを探したりしました。
ソフトウェアのインストールには、対応している限りWinGetを使用し、簡単にインストールしたソフトウェアを管理できるようにしています。
新しいノートパソコンを使い始めて2か月ほど経った今現在でインストールしているソフトは以下です。
Audacity 3.6.3 Windows ドライバ パッケージ - Silicon Labora… Docker Desktop FFmpeg 5.0.0 for Audacity - x86_64 Git Krita (x64) 5.2.3 (git 68d178c) Microsoft 365 - ja-jp OpenSCAD (remove only) Arduino IDE Inkscape freerouting Go Programming Language amd64 go1.22.5 LibreOffice 24.2.5.2 Adobe Acrobat (64-bit) Microsoft Update Health Tools Node.js Google Chrome GnuWin32: Make-3.81 Microsoft Edge Microsoft Edge Update Microsoft Edge WebView2 Runtime Lenovo Vantage Service Python Launcher Microsoft Visual C++ 2015-2022 Redistributab… FreeCAD 0.21.2 (現ユーザー用に導入を行う) KiCad 8.0 (current user) kubectl LINE Microsoft OneDrive Microsoft Visual Studio Code (User) Python 3.13.0a5 (64-bit) HYPER SBI 2 インテル® グラフィックス・コマンド・センター ThunderboltTM コントロール・センター Microsoft Clipchamp テレキングリモート テレキングプレイ Dolby Audio Premium Lenovo Commercial Vantage Cortana Microsoft Defender AV1 Video Extension ニュース MSN 天気 Copilot アプリ インストーラー Xbox 問い合わせ Microsoft ヒント HEIF Image Extensions デバイス製造元からの HEVC ビデオ拡張機能 日本語 ローカル エクスペリエンス パック MPEG-2 ビデオ拡張機能 Microsoft Edge Microsoft 365 (Office) Solitaire & Casual Games Microsoft 付箋 Mixed Reality ポータル Microsoft .Net Native Framework Package 1.3 Microsoft .Net Native Framework Package 1.3 Microsoft .Net Native Framework Package 2.1 Microsoft .Net Native Framework Package 2.1 Microsoft .Net Native Framework Package 2.2 Microsoft .Net Native Framework Package 2.2 Microsoft .Net Native Runtime Package 1.4 Microsoft .Net Native Runtime Package 1.4 Microsoft .Net Native Runtime Package 2.1 Microsoft .Net Native Runtime Package 2.1 Microsoft .Net Native Runtime Package 2.2 Microsoft .Net Native Runtime Package 2.2 OneDrive Outlook for Windows ペイント Microsoft People Power Automate Raw Image Extension Snipping Tool Windows セキュリティ Microsoft Engagement Framework Microsoft Engagement Framework Skype Microsoft Store エクスペリエンス ホスト Microsoft To Do Microsoft.UI.Xaml.2.7 Microsoft.UI.Xaml.2.7 Microsoft.UI.Xaml.2.8 Microsoft.UI.Xaml.2.8 Microsoft Visual C++ Runtime Package Microsoft Visual C++ Runtime Package Microsoft Visual C++ 2015 UWP Desktop Runtim… Microsoft Visual C++ 2015 UWP Desktop Runtim… Microsoft Visual C++ 2015 UWP Runtime Package Microsoft Visual C++ 2015 UWP Runtime Package VP9 Video Extensions Web メディア拡張機能 Webp Image Extensions Widgets Platform Runtime Dev Home Microsoft フォト Windows クロック WindowsAppRuntime.1.3 WindowsAppRuntime.1.3 WindowsAppRuntime.1.4 WindowsAppRuntime.1.4 WindowsAppRuntime.1.5 WindowsAppRuntime.1.5 WindowsAppRuntime.1.5 Windows 電卓 Windows カメラ フィードバック Hub Windows マップ Windows メモ帳 Windows サウンド レコーダー Microsoft Store Windows ターミナル Windows Package Manager Source (winget) V2 Xbox TCUI Xbox Game Bar Plugin Game Bar Xbox Identity Provider Xbox Game Speech Window スマートフォン連携 Windows メディア プレーヤー 映画 & テレビ クイック アシスト Linux 用 Windows サブシステム Windows Web Experience Pack クロス デバイス エクスペリエンス ホスト Realtek Audio Control Synaptics Trackpoint Control Panel Synaptics TouchPad Control Panel PrebootManager メール/カレンダー
移植作業で気づいたミス
設定ファイルのバックアップが一部とれておらず、設定しなおしとなっていました。 バックアップを取る際には、ソフトウェアごとの設定ファイルがどこに配置されているか、確認が必要です。
Windowsの場合はレジストリに設定を持つようなソフトウェアもあるので、さらに注意が必要です。
またSSHの秘密鍵のバックアップも忘れており、旧マシンの鍵はクリーンインストールでなくなってしまい、かつ新マシンからVPSへのログインができなくなり、ヒヤッとしました。 今回はたまたま家のRaspberry Piの鍵ペアもサーバに登録してあったので、事なきを得ました。
OneDriveに保存していたデータは気にせず勝手に移行されており、意外と便利!という気持ちになりました(課金していないので、すべてのユーザーデータを保存するほどの容量はないですが・・)
ThinkPad L15 Gen2を使っていて気づいたこと(Latitude 5580との比較)
- USB Type-Cが搭載されており、ケーブル一本で電源と外部ディスプレイ接続ができて便利
- CPUは第6世代i5 → 第11世代のi5 だが、ほとんど性能向上を感じない、結構CPUの違いで値段が違ったのだが、この程度の違いならもっと古くて安いCPUでもよかったかも・・
- キーボードはたまにAとLのキーが押せてないことがあるのが気になる、慣れれば何とかなるかな?(押し込めていない?)
- 分解しづらくなった。Latitude5580はねじを外したらスッと裏ブタが取れたが、ThinkPad L15 Gen2はツメがしっかり引っかかっている
- 指紋認証でログインできる
- 日本語入力中にChromeやVS Codeが落ちることがあったが、この問題が解消している(Windows11で良くなった?)
- Windows Tarminalを使い始めたら便利だった(これは単に移行のタイミングで乗り換えただけ)
お値段
本体が45000円程度、SATA→M.2変換アダプタが1000円程度で、 合計46,000円ほどかかりました。
メインストレージや、メモリは旧マシンのものを移植することで、コストを抑えることができました。
まとめ
Windows11が動かないということで、マシンを新しくしました。 期待通りではあるものの、期待を超える何かを感じないまぁ普通の買い物となりました。
CPU性能の向上はもう少し体感できるかな、と思ったのですが、少し残念です。
まぁこれでWindows10がEOLになっても何とかなりそうです。 次こういう機会があれば、もうLinuxにしようかな、、なんて考えています。
おまけ
この話は私のポッドキャストでも話したものです。音声で聞きたい方、書きおこしを見たい方はこちらをどうぞ