これは何?
手回しオルゴールのように、ハンドルをくるくる回すとリズムよくフリスクをたたいてくれる装置です
工夫したところ
毎度のことですが設計はFusino360を使いました。
床と壁は、別々の部品で作り、ずぼっとはめ込むスタイルにしました。
3DプリンタはZ方向にでかいものを作るのが遅い、ということと積層方向に弱いということから、壁をXY方向に作るのがよいと考えたからです。
穴の大きさと、差し込む部品の大きさについては、今回は全く同じ寸法で作りましたが、3Dプリントすると部品は少し大きめになり、穴は少し小さめに出力されるため、ヤスリで削らないとはまりませんでした。少し大きさを変えて出してもよいのですが、あまりガバガバになってしまうと固定できないので、ヤスリで調整するくらいがちょうどよいのかなと思っています。
ドラムのツメは、このように斜めの面取りをしてあります。これは3Dプリンタで造形する際に、うまく積層できるようにする工夫です。これをしないと空中にプラスチックを射出してしまいうまく造形ができないと思います。
シャフトと回転部分はこのように四角柱のシャフトを通しています。回転する軸受けの部分は四角い穴の開いた丸いリングをはめています。四角いシャフトにすることで連動して回転することができます。
3Dプリンタで出力するときは、いくつかの部品をまとめて出力しました。
プリント時間はかかるけれども、待ってるだけで一気に部品が作れるので作業効率が上がります。
完成動画
もともとフリスクを置く予定はなかったのですが、プラスチックをたたいてもしょぼい音しか出なかったので、「よく響く缶」ということで、手元にあったフリスクのケースを使いました。
フリスク太鼓たたき装置 作ってみた pic.twitter.com/jr4XlMr1XJ
— ina_ani (@ina_ani) 2018年2月4日
早く回した方がそれっぽいな pic.twitter.com/vMgFZkn2rF
— ina_ani (@ina_ani) 2018年2月4日
感想
3Dプリンタでギアを使ったものが作りたい!と思って作り始めたので、その欲求は満たすことができました。3Dプリンタで作るとき特有の工夫もある程度わかったので、次やるときはもう少しスムーズにできるかなと思います。
こういう試行錯誤をするのにFusion360は非常に使いやすかったです。