深セン?
会社の仲間で、一緒にMakerFairTokyoに出ている人たちと一緒にMakerFairShenzhenに行くことになりました。
メインプロダクトは、このWebページで紹介しているものです。
僕はこのチームで、回路周りでトラブったときのアドバイザー的な役をしており、MakerFairなどの際には、ブースの端をすこし開けてもらって、自分のプロダクトも展示したりしています。
今回はこのチームでMakerFairShenzhenに出ようということで、僕にとっては初めての中国旅行でした。
ほかにも中国に行きたい人たちを募って、総勢7人ほど(現地合流の人や、旅程が微妙に違う人もいましたが)の旅となりました。
準備
飛行機は日程に会うものがそれほどなかったので、すっと決定。往復で3万とちょっと。
ホテルはまとめて予約してもらったので詳細はよく知らない。(ありがとうございます)
MakerFair向けには、英語と、中国語で説明用チラシを作成。
こんな感じ。
英語中国語を併記して、テキトーにレイアウトしたが、どうにもパチモンのような感じになってしまったような・・
持って行ったもの
MakerFairShenzhen
そんなこんなでMakerFairShenzhen
日本と同じく、メインのプロダクト(ひげにゃん、にゃんぼっと)と、僕のプロダクト(Kumihimo
Maker、RakuChord, DIY Gamebuino)を展示しました。
僕のプロダクトは、RakuChord(楽器)、DIY Gamebuino(ゲーム機)は一目で何かわかるものなので、言葉が不自由でもなんとか理解してもらえました。
Kumihimo Makerについては、説明がちょっと難しいのですが、頑張って説明して、相手に伝わったときは相手にも、自分にも謎の一体感が形成されたように感じました。
常時このくらいの客入り。大成功
特に自撮りむけ猫型マスクガジェットである「ひげにゃん」が女性に大人気!皆さん列をなして、ひげにゃんを使って自撮りをしていました。
MakerFairTokyoと比べてもこういうのを好む若い女性客がかなり多かったのが印象深かったです。
記念写真。ブース右側が僕の作品コーナーです。
華強北(ファーチャンペイ)
折角深センに来たので、「中国の秋葉原」ともいわれる華強北も見に行きました。
特に事前知識なく「中国の秋葉原」というネーミングからなんか面白いものがあるだろうと思ってました。
華強北 - 深センまとめ Wiki* にある地図がとても参考になりました。
期待通り
- ビル丸ごと電子部品
- 怪しい露店でスマフォを売っている
期待と違う
- Arduinoなどはほとんど売っていない
- 怪しいガジェットなどはあまりない
- スマフォアクセサリーといってもスマフォケースなどプラスチック製品が多い
攻殻機動隊で怪しい天然オイルを商っているアジアの電子街が出てきましたが、まさにそんな雰囲気なところもありました。
Arduinoは無いの?って店員さんに聞いたら、「オンラインでみんな買うからないよ」と言われた。そういえばこの町ではいわゆるC向けの電子工作グッズはあまり扱っていないようでした。
MakerFairShenzhenではそういうものもたくさんあったので、単に華強北はそういう街ではないだけなのかな?
中国雑感
wechat payが便利
WeChatから使える電子マネー wechat payが非常に便利。
露天ですらもこれが使える。「微信? wei xin?」と伝えると、おもむろにスマートフォンを取り出してきて、決済してくれる。日本人が使うためにはちょっとした工夫が必要なので、中国旅行に行く方は参考に。
日本語版WeChatでWeChat Pay (微信支付)を使う方法【中国の口座不要】 : チケスト社長@ashikagunsoのチラシの裏
中国旅行の新定番! ポケットチェンジでWeChat Payにチャージする:旅人目線のデジタルレポ 中山智 - Engadget 日本版
割り勘もできるので、今回の旅行では大変活躍していました。
乗り捨てレンタル自転車
自転車が歩道に無秩序に並んでいる。これらはレンタル自転車です。自転車についているQRコードを専用アプリで認識させることによりロックを解除でき、テキトーなところで乗り捨てられるというものです。おかげでどこの歩道もこんな感じで自転車があふれてます。
スマートフォンで自転車を映してロックを解除するところが、ハッキングしているみたいでテンションが上がりました
それ以外にも、レンタル傘、レンタルスマフォバッテリーなど、レンタル方式のものがやたらとありました。使うためにはまずデポジットをとり、無事返却したらデポジット分は帰ってくるという方式のようで、電子マネーが普及した中国だからこそできるのだなと感じました。
優しい中国人
MakerFairShenzhenでは僕はつたない英語で説明をしていたのですが、お客さんの中には英語のわからない方もたくさんいらっしゃいました。そんな方にはなんと僕の説明を理解したお客さんが、説明してくれました!これは大変助かりました!
MakerFairShenzhenでは屋台での軽食はすべて電子マネーでの決済でした。僕はその時電子マネーがなくなってしまいおおきな現金しかもっていなかったのですが、それを店員に伝えると店員さんが「だれかーくずせる人いる?」的なことを叫んでくれて、お客さんの中で小銭を持っている人が崩そうとしてくれたりしました。
会場の近くの料理屋で夕食を食べたのですが、その店員さん、ほとんど英語が通じない。我々はつたない英語しかしゃべれない。そんな中でも店員さんはジェスチャーや、「ナンバーワン!」(おすすめ?)などを駆使して我々に接客をしてくれました。
この少ない期間の滞在でもこんなにエピソードがあり、中国人は優しいなと感じました。
まとめ
初めての中国!初めての非英語圏!ということで得るものがたくさんありました。
海外旅行をするといつも思うのですが、日本とは違うルールや常識があり、そしてそのうえでバランスが取れている。「おー、こういうのもアリなんだ」という発見がたくさんありました。
MakerFairでは「これ売らないの?」という声を掛けてくれる人もいました。中国なら電子マネーで決済も簡単そうだし、多少荒く作っても許してくれる雰囲気が(良いか悪いかは置いておいて・・)あるので、次来るときは何かを売りに行きたいなと思いました。