ペンの時代が来るのです!

Surfaceにもペンがついています。
AppleもPencilを出してきます。

そう言えばenchantMOONなんてものもありましたし、Noteslateもいよいよ販売されようとしています(多分)

実は最近のブラウザはペンに対応していて、Webアプリケーションとしてペイントアプリなどを作ることが出来ます。

ということで、ちょっとデモアプリを作ってみました
今のところは新しめのIEとEdgeにしか対応していませんが、Chromeでもそのうち・・ できるはず

ペンのついたWindows機としてASUSのVivoTabNote8を持っているのですが、WindowsのUIをペンで操作するのはかなり辛いです。
それはペンが悪いわけではなくてWindowsのUIがペンで操作するようにできていないということだと思います。

ペンで操作しやすいUIが求められる時代が来ている気がします。

そんな実験がもうブラウザで簡単に出来るようになりました。
ペンのついた端末を買ってきてさっそく遊んでみよう!

gifbirdを作った!

これはなに?

http://inajob.dip.jp/gifbird/gifbird.html


iPhoneAndroidなどで遊べる、いわゆるFlappyBird的なゲームです。

何もしないと緑の鳥(のようなもの)が、下に落ちていきます。
画面をタップすると、羽ばたいて上昇します。

うまく迫り来る壁を避けてください!



↑プレイの様子

目玉機能

リプレイをgifアニメとして書き出すことが出来ます

書き出しの種類として

  • ファイルとして保存
  • imgurにアップロード
  • twitterにつぶやく(要ログイン)

をサポートしています

仕組み

http://jnordberg.github.io/gif.js/
これを使ってゲームのフレームを書き出して、ゲームオーバー時にアニメーションgifとして書き出しています。
遅くなるかな?と思ったけど、案外普通に動いています

canvasで動いているゲームだったら簡単に組み込めそうです。おすすめ

造語生産器をつくった!

これです!

正直何が面白いか伝わりにくいですが! 個人的にはすごいヒットです!
http://inajob.dip.jp/zougo/

動機

西尾維新の作品が好きなのですが、
特にあの言葉遊び、頭にするする入ってくる文体がとても心地よく印象的なのですが、
ちょうどこの前


これを読んだのです。

いつもそうなのだと思うけれども、西尾維新の作品に出てくる人の名前は、とても変わった名前が多い。
でも、なんか印象に残る名前が多いなぁ・・ と思っていました。

この本をざっと読んでみて僕はこの法則を少し一般化してみようと思ったのです。

仕組み

言葉の「音としてのつながりやすさ」のみに注目し、2つ以上の単語をつなげることでそれっぽくなるのでは?という仮説のもと「SKK辞書」を少し変形させた辞書を用意しました。

SKK辞書 はその名の通り、知る人ぞ知る日本語変換システムSKK用の辞書なのですが、このSKKちょっと変わった日本語システムでして、送り仮名をユーザが与えることでとても良い変換効率を実現しているのです。

それを実現するためにこんな辞書になっています

(略)
めきk /目利/
めかくs /目隠/
めうつr /目移/
めいきゅういr /迷宮入/
めいうt /銘打/
めいz /命/銘/
めいr /滅入/
(略)

そう、送り仮名に現れうるパターンがローマ字で末尾に書いてあるのです!

造語生産器では、この送り仮名を頼りに単語を結合しています
サンプルを少し・・

「挟み込見栄得難海豚 (はさみこ みば えがた いるか)」
はさみこm
みばe
えがたi
いるか

と、しりとりのようにつなげただけですが、 発音するとするーりと耳に入ってくる感じが感動的です。

ハイライト集

僕がおっ と思った単語集です(意味は勝手に考えてます)

  • 着替きが延発えんぱつ
    • 着替えで出発が遅くなった様
  • 気落きお都立とりつ
    • 気落都(きおと) という地方自治体があるとして、 きとりつ 音が楽しい
  • にく才能さいのう
    • あるねー 憎い才能
  • 待ち惚まちぼうことわ石油危機せきゆきき
    • 読んでて楽しい 意味はわからん
  • 迷宮入めいきゅうい理数りすう
    • 何かがこの数を超えたら迷宮入りなんだろうな
  • あまね消し去けしさ離脱りだつ
    • すべてを消し去って逃げる様 中二病っぽい
  • 野次やじ労働時間ろうどうじかん
    • 風刺っぽいなw ヤジも仕事のうちってか

なんちゃって自然言語シリーズ

こういうの好きなんですw

OpenHackday3で「イルミなふだ」をつくりました

なにそれ?


光る名札です。

解決したい問題

  • 勉強会、懇親会などで
  • 自分と興味が近い人がどのひとか、わからない!
  • SNS上のあの人は、リアルではどんなひとなのかわからない!

解決方法

  • スマートフォンでカテゴリをタップすると、そのカテゴリに属する人の「名札が光る」!





メンバーと分担

エンジニア2人とデザイナー2人 計4人

  • エンジニア1
    • @ina_ani (自分)
    • ハードウェア全般
      • mbed HRM1017をkonashiっぽく使えるようにする
      • 回路設計・実装
    • 全体管理
      • 役割分担とか、プロダクトの方向の調整
  • エンジニア2
    • @kuidaoring (チーム内では「しか」の愛称で呼ばれています ※アイコンはトナカイとのこと)
    • 開発環境整備
      • git環境整備(github<->C4SA)
    • フロントエンド全般
      • C4SA上にページを作成
      • UI結合
      • polymer.js導入
    • 工作補助
      • アクリルを切る(with アクリルカッター)
    • 発表の流れを作成
  • デザイナー1
    • なにげにいいだしっぺ
    • コンセプトからビジュアルデザインまで
    • プレゼン資料のテンプレートを作成
    • 工作の品質チェック
  • デザイナー2
    • @Yeshi_main
    • ウェブデザイン
    • ビジュアルデザインを受け取ってHTML、CSSでコーディング
    • 工作補助
      • アクリルを切る(with アクリルカッター)

わりと4人ともフル稼働でした

使用技術

  • ハードウェア
    • Bluetooth Low Energy
    • mbed (HRM1017)
    • konashi(の仕様)
  • フロント
    • polymer.js
    • mikcocoka.js(WebSocket)
    • konashi.js
  • 物理
    • アクリル板

内部の写真





開発の流れ

  • 事前
    • ちょいちょい集まって何をやろうか話す
    • BLEがやりたかったので HRM1017を買う
    • 書き込み器を買い忘れたのでTSUBOLinkIIを買う
    • 技術検証がてらすこしHRM1017で遊ぶ(UUIDを変えたりしただけw)
    • 100均を物色する
  • HackDay開発
    • 1日目
      • 3時間くらいブレスト
      • 買い出し
      • iPhoneとHRM1017を上手く制御できるか調整
      • konashi.jsを使ってみる(アプリ作るの得意な人が居なかったので、これにかなり救われました)
      • Milkcocoaを使ってみる(今回初めて使った 便利!)
      • C4SAを使ってみる(割といつも使っている)
      • 画面遷移、簡単な画面
      • アクリルを切ってみる
  • 深夜
    • 帰宅してハンダ付け、仮眠(僕)
    • 会場に残って、画面の遷移などを実装(エンジニア2,デザイナー1)
      • polymer.jsに手を付ける
      • プレゼン資料叩き作成
      • プレゼン用背景画像などを作成
    • 一旦帰宅(デザイナー2)
    • 2日目
      • 結合
      • 残りのアクリルを切る
      • プレゼン資料最終確認
      • プレゼンの流れ確認
      • 画面をいい感じにしていく
    • 発表
      • 発表する
    • 打ち上げ
      • ぼんやりした頭で打ち上げ
  • 開発秘話
    • プロダクト名を決めようとした時に「tofu on fire」という案が出て、しばらくその名前で呼んでいた。リポジトリ名もtofu-on-fireだった
  • 開発中の疑問
    • BLEでデバイス名をちょこちょこ変えていたのですが、 一度iphone6で読み込むと、どんなに後からデバイス名を変えても、一度覚えたもので表示されてしまいました。なんで?

感想

今回自分がやりたかったBLEが使えたのがまずは良かった。
プロダクト的には無難なところ過ぎたので、インパクトが弱かったかなぁ、、 なんて思ったりもしましたが、、 個人的には作りたかったものが出来て満足です。
あと、流れで、全体の進捗管理みたいなことをやってたので、滞りなく最後まで作りきれたということも良かったと思いました。

Milkcocoaやpolymerを使うことで、サーバサイドの実装を作る必要がなくなり、フロントのコードはとても単純なものとなりました。 またハードウェア部分もkonashiを利用することで、とても単純な記述で作ることが出来ました。 いやー どんどん簡単になっていくなぁ

一方で、LEDを8個光らせるために、トランジスタを使ったり、ブレッドボードでは流石に大きすぎるので、基板にハンダ付けしよう みたいなところは電子工作の基本の「キ」ではあるものの、まだまだ敷居が高いんだろうなぁと感じました。

他のチームの発表を見た感想としては、IoTってきてるなー と思いました。
まぁ今回の協賛企業の選定などから明らかに「おまえらIoTでなにかやれよ!」みたいな運営側からのメッセージみたいなものは感じたものの、Web業界の人がさっと電子工作的なものづくりが出来るようになっている現状は、やはりなにかが起きようとしているのではないか?と思わざるを得ませんでした。

でも、やっぱりまだキラーなアプリというか、そういうものは見つからず、今回出てきたアイデアの育っていった先として、何かができるのかなー それともIoTってのは騒がれてるだけで、言うほど何も変わらないのかなー とおもったり、、 などなどと考える良い機会となりました。

2014まとめ

2014まとめ

今年のまとめをブログを見ながらつらつらと、、

音楽っぽいネタが多かった1年でした。
11月のPlayathonあたりからかと思ってたけど、普通に年始から自動作曲装置を作ったりしていて、音楽べったりな感じでしたね。
2013年は「手書き」で2014年は「音楽」とまぁ図らずともテーマがある感じになってよかったかな?

お仕事のほうもかなり波乱万丈な1年で人間としてかなり成長できたかなと思っています(つまり苦労したと・・)
来年も苦労しそうですが、楽しみながら取り組めたらと思ってます(皆さんお手柔らかにお願いします;)

昨年と同じく6月ごろにブログを書こうとしている・・? そういうシーズンなのか?
11月ごろにPlayathonもろもろで忙しくってついにアニメを見なくなりました(現在進行形)
次クールはまた考えます。

ステータス

  • 引っ越してから3年目
  • 会社に入ってから5年目

今年学んだスキル

  • 電子工作
    • RaspberryPi
    • Arduinoの割り込み処理の理解が深まる
    • Arduinoのライブラリ Mozzi
    • 熱転写プリンタの制御
  • 楽器
    • 楽器とは何ぞや的なはなし
  • Pepperもろもろ
  • github pagesが結構使える
  • ruby
    • パッケージ周りでなんか苦労した
  • かんばん
    • 家でも導入開始 するが続かない・・

うげげ、Webの知識が無いほとんど無い・・

今年の成果物 生データ

1月
2月
3月
4月
5月
7月
8月
  • スタイロフォン購入
  • レシート用のプリンタ購入
10月
12月
  • RakuChord改良版作成

Play-a-thon Day3, Day4 と総括

続きです

さてさて、

と書いてきましたが、残る日程は

  • 11/22(土)
  • 11/23(日)
  • 11/24(月) DAY4 engadget fes にて発表

DAY3翌日 11/22(土)

楽器の完成具合

  • HEAD部 (CPUの入る部分)x3 動く
  • BODY部(キーボードのある部分)x3 コネクタ不良、回路も未完成

ということで11/22(土)はエンジニア陣がともかく楽器を早く完成させないと!ということで、12:00を目指してDMM Akibaに集合。 それ以外の人は11/23(日)に進捗を見て集合となりました。
(裏でMakerFairTokyoをやっていたので、それに参加する方たちも、、 僕も行きたかったけど、楽器製作のほうを優先させたかったので今年はいかず・・)

そう、DAY3のときにYAMAHAの方からArduinox3とeVY1シールドx3を貸していただいたので、まずは
eVY1とつなげて、ちゃんとう動くようにしよう、というところから作業をはじめました。
(ピンソケットじゃなくてピンヘッダの方をハンダ付けしてしまい、泣く泣くハンダ吸い取り線をつかって、剥がしたりしてました・・ 焦りは禁物だ・・)

そうこうしているとOさんがロゴを仕上げてくれました。(まだ楽器が完成していないのにw)
また、Hさんもデモの際に「寸劇?」をするという案を出してくれました。この寸劇案はHackathonではよく行うようなタイプのものでしたが、21日の発表を見る限り、この手の発表をやりそうなチームがいなそうだったため、案外こういうのいいかも! と内心思っていました(実際に本番もこれを使うことになります)

この日DMM Akibaは夜から停電ということで、18時ごろまでしか作業できないということだったので、実は時間はあまりなく・・
16時30分時点で、まだコネクタがうまいこと作れない・・
みたいな状況でした。。(これはまずい、、)

もちろん、この間コネクタをやっているAさんはかなり試行錯誤を繰り返し、また実はアコーディオンも出来るNさんが「模型に詳しい」という意外なスキルを発動し、接着剤の特性を考慮し、3Dプリンタで出力したプラスチックにピッタりの接着剤「アクリルサンデー」を発見しました。
(コイツはプラスチックを溶着するようで、頑固な3Dプリンタのフィラメントもすんなりくっついたようです)

まぁでも、コネクタは完成しないわけです、、

むぅーしかも作業場所もなくなってるし、、代替案も用意しておきたい、、ということで僕とNさんは、秋葉原のお店が開いているうちに最後の買い出しをしよう、ということで、一旦DMMAkibaを後にしました。

作業場所については、Nさんがネットを駆使して調べた結果「ナノラボ( http://nanolab.jp/ )」という、工作のできるスペースが20:30まで借りられるということで、そこに電話をして、予約をとりつけました。

コネクタが、完成しなかった時の事を考え、僕はArduinoのようにQIコネクタの足の長いものを基板に固定し、それを3Dプリンタの筐体にネジで取り付けるという、案を思いつき、その検証をするために、部品を千石で買い、ナノラボに向かいました。

ナノラボはお世辞にも広いスペース というわけではないですが(DMMAkibaが広すぎなのですが、、)ボール盤や、金ノコなど、工作に必要な機械も自由に使うことが出来る、ということで、ちょうど、3Dプリンタで作った筐体に穴を開ける必要があったため、施設をフル活用し、1台の筐体に「最悪の場合のコネクタ」を実装することが出来ました。(あまりイケてないし、できれば使いたくないなぁ、、と思いつつ)

そうこうしているうちに、Aさんも合流し(DMMAkiba停電のため)ナノラボで黙々と2時間位作業しました。
コネクタは更に進化を遂げ、3Dプリンタ部と汎用コネクタを接着剤で固めた上に、3Dプリンタで出力した「くさび」を打ち込んで、外れにくくする、という工夫を凝らしたものになっていました。

しかし、やはり、かみ合わせに寄って、外すときにコネクタが一緒に持って行かれてしまう、という現象が頻発し、安易に「合体・分離」出来るものは難しい、、 という感じでした。

さて、とは言え時間はすぎるわけで、ナノラボも閉店ということで、残りの作業は明日にしよう、、と秋葉原を後にしました。
ぶっちゃけあと1日しか時間がなく、そのなかで「楽器の完成」「発表の構成」「発表の練習」をする必要がある、 しかも楽器については完成の目処が立っていない、、、

というわりとヤバイ状況でした。

ともかく、コネクタ部分が出来ないことには話しにならない、、ということで申し訳ないとは思いつつAさんにはコネクタ部を3台分作ってきて欲しいという「宿題」をお願いして、日曜日には、その出来を見て、デモの内容を決めようということにして、秋葉原を後にしました。

さてさて、その日の夜、Oさんがデモの草案をFaceBookにあげてくれました。
すべてが上手く言った場合の案を作っていただいたのですが、今の状態では全くそのデモをするための楽器が動かない、、 という状態で、 どう伝えて、どのように僕達は発表に備えればよいか、、、 と考え日曜日の技術陣のマイルストーンを決めました(今更)

  • 今日の状況
    • 1台のCPUと 1台のかまぼこが引っ付いて動いた
  • 目指したい状況
    • α:1台のCPUと 1台のかまぼこが引っ付いて動く のが3セット
    • β:1台のCPUと 2台のかまぼこが引っ付いて動く
    • γ:1台のCPUと3台のかまぼこが引っ付いて動く

ということで、このそれぞれの状態での発表案を作り、出来たところで発表が出来るだけの用意を並行して行う という方針にしました。

この日の夜、、Nさんは実はこっそり、アコーディオンで「この楽器専用の曲」を作曲していたのです。
その話を聞いて「もしや?」と思いNさんに「DTMとか出来たりする?」と聞いた所

むむ、SONAR X2っていうDTMソフトでDTM的なことができるイメージですが素人です。

これ!出来る人が出来ないっていうパターンだー(C言語出来ません みたいな)
ということで、発表の時に裏で流すリズムパターンや伴奏のMidiデータの作成をお願いすることに・・(ほんとNさん多才だ)

DAY4前日 11/23(日)

さて、泣いても笑っても最後の作業日 11/23(日)

朝の4時頃にAさんのこんな書き込みが・・

本体3セットを現時点作成可能なレベルまで仕上げて動作確認

繋ぎかえると鳴る。その当たり前の重さを感じる夜ふけ。

考えてみれば、半田ごてもライトも冷蔵庫も何もかもが、当たり前に動く。
その当たり前はすごいことだな。

Aさん キてるな・・・


Aさんのコネクタが完成していることを祈りながら、秋葉原に向かいます。

DMMAkibaにて、Aさんの作成したコネクタをいくらか試す、、

  • 1つ目 すごく上手く抜き差しできる!
  • 2つ目 ちょっと接続が甘い、楽器はひっつくが接触がまずい
  • 3つ目 CPUとくっつけるとCPUが動かなくなる!!

という状態でした。
2つ目を返品し直してもらうことに、、 3つ目は回路的に何かおかしい、、 ということで僕がデバッグ

2つ目は何度か直してもらううちに、抜き差しはあまりうまくいかないものの、繋げている状態で、ちゃんと回路が接触する状態になりました。
3つ目は、ずっと原因がわからず、テスターをあてたり、いろいろやっていたのですが、、、 お、、コネクタの、配線が左右逆だー! ということに気づき、直してもらうことに・・

焦っているとわからんもんですね・・

と、いうところで完成

  • 1つ目 すごく上手く抜き差しできる!回路も接触する
  • 2つ目 一度接続すると回路は接触するが、抜き差しすると、コネクタがもげる
  • 3つ目 一度接続すると回路は接触するが、抜き差しすると、コネクタがもげる

と、昨日上げたマイルストーンのβまでは出来るようになりました。(1つ目をぬいて2つ目につなげられる!)

ということで、ここでハードウェアを凍結。 ソースコードを焼き込みます。

  • パーカッション
  • 和音(C/D/F/G) ※変な和音ですが、Nさんのオリジナル曲用に合わせました
  • メロディ(ド・レ・ミ・ソ)

2つ以上つながった場合は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」が鳴るようにプログラムを作りました。

さて!これで演奏の練習が出来る!ってところで(あまり覚えてないけれども)21時位だったはず、、

昨日Oさんのあげてくれたデモの流れのうち、マイルストーンβで出来る範囲を書き出して、具体的に何を、どうやって演奏するかを打ち合わせます。デモの担当者も決めて、それぞれがこの楽器で何を演奏するか、を書き出して、ちょこっとだけ練習しました(本当にちょこっと)

また、デモ当日の予定もしっかり決めていなかったので、それを確認したり、本当になにかまずいことが起きた時のために動いている状態での動画を撮影しました。

最後に明日の持ち物を確認して 終電に追われるようにDMMAkibaを後にしました。

DAY4 発表当日

さて、11/24(日)EngadgetFes当日。

まだ発表練習を一度もしていないし、演奏も合わせてやったことがない状態からスタート!

僕はチームの発表時間より少し早く来て、発表のシナリオをいわゆる「台本」みたいに加工し、使う楽器の部品を固定し、ステージでどのような並びで、どのような立ち位置で演奏するか などをメモ帳に書き起こしていました。

周囲を見ると、他のチームの方もちらほら、、 恐る恐る 「どうですか・・・?」みたいなことを聞くと「今日が勝負ですw」 みたいな返事が・・ どこもやべぇぞ・・・

とかなんとかやっていると、Aさん、なんとロゴをシール印刷して持ってきてくれました! かっこいい!さっそくみんな胸に貼りました。


他のチームの人も集まって入るものの、メンバーが欠けていたり(どうやらどこかで作業している模様)、まだハンダ付けを行っていたり、、、 午後発表なんだけどなぁw
そして、うちらもまだ楽器練習とか全く出来てねぇ!

ということで、荷物置き場兼控室、でさっそく楽器をセットアップして、練習!
Nさんが用意してくれたお手本midiデータを聞きつつ、楽器を演奏するのを、、まぁ30分もやってない・・ (僕は演奏ではなく、配線周りなどをセットアップする役ということで、見てるだけでしたが・・)
Oさんはピアノ経験者ということで、「メロディは覚えた」 などとかっこいいことを言ってくれました。
和音の進行もタイミングを合わせる練習をして、和音は忘れそう、、ということで必殺「手にメモ」を使いました。

寸劇もとてもセリフは少ないけれども練習しておこう、ということで、セリフ合わせ、、 みんな台本をその場で見ながら というところからスタート。 セリフはまぁ単純なので3回ほど確認しただけ、、 さてさて、、 本番行けるのか、、?

昼前にリハーサルで、ステージに呼ばれました。
僕らの前はなんかこういわゆる「アイドル」みたいな方が練習をしていらっしゃって「僕達このなんか別次元感ある方々と同じステージで演奏するのか!」とちょっとドキドキし始めましたw。

リハーサルと言っても機材の接続の確認が目的のものなので、ここでは練習みたいなことは出来ず。と言いつつも、楽器回路設計者としてはかなり緊張の一瞬。3台の楽器をUSBとオーディオケーブルにつなげ、ステージに音が鳴ったのを確認して 一安心。

後は、本番を待つだけだ!

昼ごはんがてら台本を印刷しにセブンイレブンへ。台本をみんなに手渡して各自確認してもらいつつ昼ごはん。

本番まではしばし時間があるということで、ちょっとだけEngadgetFesの会場をうろうろ。KDJ-ONEの実機が置いてあるのに感動したり、 生で「喘ぐ大根」を見たり、、

14時からまずは「トークセッション」。プレゼン資料はHさんがたたき台を作りOさんがブラッシュアップしたものを使用し、かなーりわかりやすい感じの内容でお届けしました。(僕が作ると学会発表みたいになっちゃうんです;; こういうところは適材適所でw;)

他のチームも様々なプレゼンをしており、しかし、「今作ってます」みたいな発言もあり、本当にこの後のPlayが上手く行くのか14時の時点でも不明なチームがたくさんありました。(※発表は16:30からです)

トークセッションの後も少し時間があったので、控室に戻って、、、 と控室に行くといわゆる「死体」が2つごろん。。 オツカレサマデス・・
僕らも最終調整を・・ ということで控室前廊下で、立ち位置の確認や、セリフ回しの調整をしていました。
で、いよいよ本番。。 ITエンジニアには似つかわしくない”ミラーボール”の回る空間での発表です。

僕らのチームは6チーム中4番目の発表で、前3チームの発表が本当に十人十色 といった発表内容だったため、かなり個人的には肩の力を抜いて発表に臨めました (すごく良い意味での「何やったもいい感」のあるステージでした)

でまぁ なぜか僕が「ハカセ」役を演じさせていただきw 中高生がやるような寸劇からの、 僕達の作った楽器「JOIN-TONE」の発表を行いました。

僕らのチームは音楽を生業にするほど長けた人は居ないものの、だからこそ作り出せる「身近な楽器」的な雰囲気を全面に押し出したPlayが出来たかなと思ってます(自画自賛)

で、最後はウマイダーが全部持って行っちゃいましたがww

ということで、直前までスーパーバタバタしましたが、なんとか発表を無事成功させることが出来ました。

と言ったところでPlayathonのDAY1-DAY4までの参加者目線でのレポートをお届けしました。

参加してみて

もぅ とにかく「勉強になった」ことが非常に多かった。
ちょっと箇条書きにしてみよう

  • ものづくりにおけるプロトタイプづくりの大切さ
    • もちろん僕の本業であるWebでもやるのだけれど、ハードウェアの場合はさらにこれが重要になってくると感じた。 作ろうとしているもののドメインの自由度が大きければ大きいほど、誤解を生む余地が増えるので、プロトタイプで認識を合わせるのはとても重要
  • 客観的にプロダクトを見る手段としての動画
    • 上記プロトタイプを使って演奏をする 「ふり」をする動画を見返してのフィードバックがかなり効果的だった
  • コンセプトを決めてみんなで認識を合わせること。
    • 僕らのチームはこの部分あまりうまくいかず かなり長い間コンセプトがフラフラした状態で作業をしてしまったような気がするが、 途中からこのあたりをみんなで認識合わせしていくことで、後半の作業の加速につながった
  • コンセプトに対して、プロダクトを「追い込んでいく」という姿勢
    • YAMAHAの方がこういう表現をされていてすごくしっくり来た。そう、コンセプトがあってこその プロダクトであって、どこまで近づけられるのか、 どこがずれているのか 何を妥協しているのか を把握することが重要
  • 3Dプリンタの可能性
    • 今回遠隔で3Dプリンタで出力するという、特殊なシチュエーションを体験したが、東京で3Dプリンタで創りだした、コネクタ部の寸法を合わせて、ボディ部はそのデータに合わせて遠隔地で出力する。という流れが自然に出来るのがやばかった。 概念的にはほとんど「物質を転送している」よね
  • レーザーカッターの可能性
    • 初期プロトタイプはレーザーカッターで作成してもらいました。 レーザーカッターはかなり精度よく、しかも高速に、(材料だけ見れば)格安に、思いの形を作れるということで、これはぜひ個人でも一度使ってみようと思いました。
  • 議論の進め方やサポートのやり方
    • まったく盗みきれていないですが、今回YAMAHAの方々やIAMASの小林先生が、かなり丁寧に議論をエスコートしてくださって、そのやり方はすごく良かった。 仕事の参考にしたい。
  • 個人的な成長具合
    • ここ1年ほど仕事でいろいろとやらせてもらってて、その成果が今回のPlayathonにもかなり現れていたと感じた。 (自画自賛)
  • 音楽とは、 楽器とは
    • 異業種がカラムHackathonは、すごくこういう話が聞けて面白い。
    • 機械から楽器になる瞬間の話だったり
    • ある意味では楽器が「曲」を作る と言った話だったり
    • アコースティックの良い所、 デジタル楽器の良い所 の話だったり

Playathonのおかげで本当にひと回り自分が成長した気がしました。
この歳になってこういう体験ってなかなかもう無いのかなと思っていたけれども、もっといろいろ挑戦していかねば・・ と思った次第です。

Play-a-thon Day2のその後

Play-a-thonに参加してきました

最終的にこんな楽器になったわけですが、、 ここに至るまでの道のりをつらつらと書いていこうと思います。
DAY2-DAY3までの内容です。

DAY3-DAY4の話はまだ今度・・



以前記事にしたように、Playathon(プレイアソン)というイベントに参加していました。
全日程終わって、やっと余裕が出来てきたので、記録を残します。まずは発表までの間の話を・・

これまでの話

イベントの概要: http://japanese.engadget.com/2014/10/13/play-a-thon-engadget-fes-egfes/
Day1 が11/6(木) 楽器工場見学
Day2 が11/7(金) アイデアスケッチ、チームビルディング、チームでのハードウェアプロトタイピング、Play#1
ココについてはこちらで記事にしました。→ http://d.hatena.ne.jp/inajob/20141108

ここまでで、チーム編成ができ、なんとなくどんなものを作るのか?がぼんやりわかってきていました。
この記事は、その後の話です。

Day2を終えて

このイベントは飛び地になっており残りのDay3,Day4は2週間後の 11/21(金), 11/24(月) となっていました。
ということで、さて、つまり僕達は11/21にもう一度あって、11/24には成果を見せないとイカンということではないか!

つまりこのイベント、実は4日 と書いてあるけれども、この間の2週間を使ってものを作れということなのか!
なんていまさらながらに理解しました。


僕達が作ろうと決めた楽器は「合体分離」出来る楽器 です。(と僕は思っていた)
実際にものが無いため、メンバーそれぞれが頭に思い描いているものが微妙に違うところが、まぁこういうのの大変な所、、
成長する楽器、とか、友達と一緒に遊べる楽器、とか それぞれが色んな物を思い描いていたと思います。



そうそう、今回僕達は5人のメンバーでこのPlayathonを行いました。
全員面識は無し、一応名前はイニシャルで書きます。

あとでちょいとアップデートしますが、僕がDay2までで認識していたメンバーの特徴とか

  • ぼく: 独学でArduinoを使った楽器を作っている、本職はWebエンジニア。男性w
  • Nさん:どうやら僕と同級らしい男性、本職はエンジニア。Arduinoはちょっとやったことある
  • Aさん:年齢は秘密(まぁ僕よりは上だ)、男性、エンジニア。MIDIの規格とか、音周りのHWとか詳しい、回路もいける
  • Oさん:社会人歴1年位のデザイナーの方。3Dプリンタ経験者
  • Hさん:SIっぽい業界のエンジニアの方、女性。Arduino経験あり?、いろんな勉強会とかに行ってるとかアクティブ!

今回のPlayathonではいわゆる「音楽家」の方たちもいらっしゃったのですが、うちのチームには何の因果か、ほとんどがエンジニアで固まったチームとなりました。

さてさて、
ということでDay2が終わり、静岡から東京へ、、 Oさん以外は東京組だったので、帰りの新幹線でいろいろと計画を立てる。
まぁともかくDay2が金曜だったので、この土日にいろいろと調べたり、試作したりしたいねと話していました。

それから、今回のためにFacebookグループを作って、それでやり取りをしようということを決めました。特にOさんは東京ではないので、決まったことや作業の進捗、相談事などもそこで、という感じに決めました

Day2の翌日 11/8(土)

で、翌日土曜。まぁ起きれないよね、木、金と割と夜も楽しく話してたし、、 起きたら12時でした、、 まずはダイソーへ、、

セロハンテープ、ねんど、電池、強力な磁石、グルーガン


もろもろ購入。
この時にちょうど、リングノートを購入しました!
明和電機の土佐さんのスケッチがかっこよかったので、こういう時は新しくノートを作って、それにまつわる思いつきや、設計や買ったもののレシートやら、全部記録しよう とかねてから思っていたのです。
(これはすごく良かった、いまこの記録もTwitterFacebookと、このノートを読みながら書いています)

この時は合体分離楽器の回路は大体頭の中では完成していて、 まぁなんとか理論的には出来そう という状態
目下心配なのは筐体と、「合体分離」をどうやるか? ということでした。

筐体はまずは大きさ感です。近くのホームセンターでいろんな塩ビパイプを持って、感じをつかみつつ、Day2で作ったハードウェアプロトタイプが、ちょうど紙コップを2つひっつけた大きさだったので、それをベースに、径40-50mmの筒状の楽器にして、それを立てにつなげていけるようなものが良いんじゃない? なんて話していました。

合体分離については、LittleBitsを知っていたので、まずは「磁石」でぱちん とひっつくようなコネクタが無いか?と思いつつ、、


家にあったダンボールと、100均の強力磁石を使って、磁石でひっつくプロトタイプを作ったりしていました。


また、合体分離する楽器としての、最小単位として、3つ、または4つボタンがある筐体を、、 という話をしていたので、さて、このボタンを押すとどんな音がなるのか、、 ということも考えなければならない、、
多分「和音」と「パーカッション」にしたら良いんじゃない? なんてぼんやり思いつつ、、じゃあどの和音が弾けるとよいかな、、そしてこれだけの和音で何の曲が演奏できるかな?、、 などもFacebookで議論しました。

11/9(日)

さて、翌日日曜 11/9 秋葉原に向かいます

メモによると、、

  • 接点の部品探し
  • 押しボタンの候補を探す
  • ユニバーサル基板、ケーブル

を買うのが目的(だった模様)

Nさんと僕とで秋葉原をうろうろ、鈴商では「スプリングプローブ」なる バネのようなピンヘッダを紹介してもらい、「これで行けるかな?」なんて思ってました。


合体できる楽器をどのように構成するかの案として

  • それぞれの部分にCPUをもつかどうか?
  • 有線で接続するか、接続をセンシングして無線で接続するか?

という選択肢がありましたが、 回路設計はどケチな僕だったので

CPUはマスターモジュールに1つ(Arduino)、接続は有線 に決めました。

と、こうなると回路としては簡単、
シフトレジスタを各モジュールに入れて、ArduinoからSPIみたいにクロックとデータを受け入れるようにするだけです。
何台つながっているかをCPU側から動的に取得できるとかっこいいな、、 とおもいつつ、この時は具体的な方法を思いつけずに居ました

とりあえず74166をたくさん買いました(パラレル->シリアル)
別チームですが「ウマイダー」なる某10円の駄菓子で構成する楽器を作ろうと奮闘しているチームのYさん(デキる大学生!)とたまたま秋葉原で合流したので、そのまま3人で3331に移動して、お互いどんな感じになってるか、、などの情報交換をちょこちょこしました。

ヤマハで紹介されたeVY1シールドをOさんが購入していたので、それの使い方を調べたり、なんだかんだと話していたら、良い時間になったので、帰りにYさんとご飯を食べ(なんかこうおっさんっぽい会話や未来的な会話をして)日曜日は終了でした。

平日のはじまり

さてさて、月曜日、まぁ普通に仕事なので、仕事に行き、、、と、磁石です、、もう少し磁石が欲しい、、 しかし仕事終わったら遅くなるし、、 と思って調べていると なんとうちの近くのダイソー夜10時まで営業!!
割とギリギリだったけど月曜日仕事後にダイソーに行き磁石をしこたま買い込みました。

11日、帰宅後、買ってきたスプリングプローブは2.54mmピッチで、バネの幅もかなり狭いため、相当精度よく加工しないと、楽器の「合体分離」機構が成立しないことがわかりました。
3Dプリンタやレーザーカッターで部品を作るとはいえ、そんなに合わせられないだろう、、、 とおもったので、もう少し大雑把に、バネを両端にくっつけて、磁石で筐体を引き合わせることで、間のバネで導通出来ないか?
という実験を行いました。

2接点だけど、、 まぁ一応導通する、、、 かな? みたいな感じ
このあたりで、僕は磁石でひっつけて、かつ間のコネクタを導通させることがかなり難しいことに気づき始めました。
まぁ最悪Arduinoみたいな長めのピンでぐさっとやる方法も視野に入れておこう、、 なんて思い始めます。

そうそう、このあたりで「これってLittleBitsと似てるのでは?」なんて話をFacebookでしていたら、YAMAHAの方が貸してくださるということで、東京組はその週の金曜日11/14に渋谷のYAMAHAのオフィスにおじゃまして、楽器の相談とLittleBitsの貸出をさせていただくことになりました。

このあたりで少し各々の特徴がわかってきます。

  • Nさん:どうやら僕と同級らしい男性、本職はエンジニア。Arduinoはちょっとやったことある、アコーディオンを演奏できる!
  • Aさん:年齢は秘密(まぁ僕よりは上だ)、男性、エンジニア。MIDIの規格とか、音周りのHWとか詳しい、回路もいける、平日昼間も割と自由に動ける!
  • Oさん:社会人歴1年位のデザイナーの方。3Dプリンタ経験者、 レーザーカッター、3Dプリンタが扱える!
  • Hさん:SIっぽい業界のエンジニアの方、女性。いろんな勉強会とかに行ってるとかアクティブ! Arduino経験あり、いやいや結構すごいもの作ってる(電気オウム?)

平日はさすがに集まって会議とか出来ないので、その週の日曜日に、DMMAkibaで会議しよう!と決めたりもこの週に行いました。(ちょうどDMMAkibaオープン時にお邪魔してたので、あそこが使えると知ってとても嬉しかったw)

遠隔地にいるOさんが3Dプリンタとレーザーカッターを使える職場だということで、それに甘えて、筐体を作ってもらおう!ということで筐体の案を出し始めました。 組み立てやすさ、シンプルさ、と作りやすさ、を考慮して「かまぼこ型」 と伝え、スケッチの写真などをばしばしFacebookにあげました。


「合体・分離」を実現するために、Aさんはこの間、秋葉原で、コネクタや、スイッチなど、この楽器を作るために必要なものを探していました。そうする中で「車の電気ケーブルを止めるコネクタ」「キーボードスイッチ」を発見したのです!


11/14(金)

この日はOさんが3Dデータを完成させ、レーザーカッターで第一試作機を作成し、写真をFacebookにあげてくれました。
MDFの独特でなんとなく楽器っぽい感じの物体が写っている写真で、見てかなりテンションが上がりました。

実際作ってみるとちょっと予定していた寸法では扱いづらい大きさだということで、ここで微調整をしようみたいな打ち合わせを行いました。

夕方、仕事帰りから、渋谷のYAMAHAオフィスに立ち寄りました、僕とAさん。+遠隔でOさん(skype)。
コンセプトをもう少し固めたほうが良いねということをアドバイスいただき、 はっと振り返ると確かに「作る」ところにばかり目が行ってしまっていたなぁ、、 と思い、YAMAHAの技術的なメンバーの方が集まっていただいたのにもかかわらず、この時間はもう一度僕達がどんな楽器を作ろうとしているのか、ということを整理する時間となりました。

このときは「合体・分離」する楽器は、そうなのですが、コンセプトとしては「成長する楽器」と、しており、さて「成長とは?」とか「どんな人が演奏することを想定しているのか。子供?大人?」みたいなところをもう少し詰めていきました。

さてさて、このあたりでだんだんと作るものも見えてきたので「デモ」をどうするか?なんてことを考え始めました。
「合体・分離」する楽器でどんなデモをすれば良いだろう?
そのデモで何を見ている人に伝えようか、、、 と4コマみたいなものをスケッチブックに書いていました。


しばしの休息 11/15(土)

さて週末11/15(土)は僕はちょっと別の用事があって会社の同期と勉強会みたいなことしてました。(といいつつ、楽器についてのアドバイスをもらったりしてました)

11/16(日)

11/16 日曜日、ちょっと1日頭が切り替わったので、もう一度整理しよう、ということで Blenderで現在の楽器のイメージ図を作成し、みんなに共有し、認識を合わせます。

それから、どんな「音」が出るかというところがイメージ出来ていないと、、 ということでiphoneで動く和音のなるWebページを作って(昔似たようなものを作っていたのでそれをちょちょっと改造)、ミーティングでみんなでイメージできるようにと準備しました。


ミーティングでは、僕の作ったアプリやNさんのアコーディオン演奏でまだ出来ていないこの楽器の「音」を想像しつつ、プレゼンの内容を考えたり、どんな可能性があるか、 ということを考えたりLittleBitsで遊んだり、 回路を組み始めたり とバタバタしてました。


このあたりからAさんはコネクタと筐体の「合体分離」部分のアイデアを次々出してこられ、組み木のように筐体を加工することで勘合させ、ずれなく、まっすぐにコネクタが刺さる筐体のデザインをはじめました。

ちょうど遠隔地に居るOさんだけが3Dプリンタやレーザーカッターが使える状況で、東京組としても、筐体の調整ができると良いのに、、 と思っていたところだったので調度良い! ということで、Aさん初めての3Dプリンタ!に挑戦 という運びとなりました。

再びの平日

11/17 月曜日 仕事を終えて家で回路を設計しました。
まぁシフトレジスタを使ってたくさんのキーボードの入力を取り出す回路は何度か作ったことがあったので、それが合体分離するだけだろう、、ということで回路はささっと、、ブレッドボード上でも問題なく動くものが出来ました。

あとは残った部分を、、 ということで

  • コネクタ部 Aさん(東京)
  • 筐体本体 Oさん(遠隔)
  • 回路 ぼく(東京)


あ、CPU入れるところとか、電源とか考えてなかったや、、ということで其の部分のアバウトな設計をOさん、Aさんに伝えたりと、そろそろ完成に向けてバタバタとし始めます。

筐体、コネクタもどんどんとブラッシュアップされ、序々に完成が近づいてきているような、、

コネクタ部に関しては個人的にはそろそろ完成して欲しいのだけれど、、 これが上手く作れないと、回路があっても動かないよー
なんておもいつつハラハラしながらAさんの成果を見ていました。

筐体もMDFをレーザーカットしていたものから、3Dプリンタを使ったものに切り替え、コネクタ部分と上手く結合できるような設計を詰め始めました。

11/19 水曜日

このあたりで東京で設計したコネクタ部と、遠隔でデザインされた筐体が、1つになりました。(データを飛ばして両方出力して、そこで組み上げた)
3Dプリンタのおかげで、データとして物体をやり取りできることにすごく感動しました。

そして、この辺のタイミングで11/21(金)の具体的な日程などが発表されました。
「やった11/21はほとんど自由に使える! 作業が出来るね!」(※発表は11/24です)
このあたりで土、日の作業を確信しました。

そういえば楽器の名前を決めてない ということでみんなで楽器の名前を決めよう という投稿をこのタイミングでしていました。

11/20 木曜日

ブレッドボードで動いていた回路をちゃんとユニバーサル基板に実装しました。仮でタクトスイッチにつなげて、音がなるようなデモを作って、Facebookに動画投稿しました。これを3セット作れば回路はOK
3セットできたのはこの日の深夜でしたがw ぼくもまぁギリギりだ。。w

Arduinoも作る気で居ましたが、eVY1シールドを使うことを考えると、ちゃんとしたやつを使ったほうが良いなということでYAMAHAさんに貸してー ってリクエストしました(助かりました!)

ちなみにこの日、まだコネクタの形状をいじっているAさん、、 心配・・

まぁ先回りしてプレゼン用の資料とか、デモの構成とかを決めよう、ということでHさんにたたき台を作っていただく話を、、こんな時期に始めていますw(おしおしな日程・・)

Facebookを見る限りこの日の夜にコネクタ部の設計が固まり、東京と遠隔で必要個数を並行して出力していた模様、、 、

Day3

11/21 金曜日
有給を頂いてDay3に参加!
まぁうちのチームは瀕死のスタートです。
他のチームはまぁそこそこの落とし所見つけてよしなにやってるんでしょ、、 と思って周りに話してみた所、全くそんなことは無く、、Oh,, どこも修羅場ですね

一応DAY3も最後にPlayという発表をする場があるので、それまでは好きに作業してくださいというスタイルでした。
僕は作った基板を筐体に組み付け、 コネクタに必要な配線を施し、、 ととりあえず仮組みを完成させる、、、
筐体はこのときもう完成版ができていて、とりあえずArduinoと結合すれば音がなるはず!
という感じでした。

ただ、、コネクタが上手くいかないことが多く、もちろん抜き差しを繰り返すとおかしくなるし、 さした状態でも、若干接続が怪しい みたいな状態で、なかなか思うように結合することが出来ません・・


結局この日の発表は 1台だけ音がなる筐体が出来たので、それを見せつつ、残り3台はとりあえず鳴らないけど持っておく、という方法でスマートフォンから音を出してアテフリのデモを行いました。デモの後には皆さんからアドバイスなどをいただきました。

ちなみに半分以上のチームがこの段階ではまともに鳴らない状態でした、 16:00〜と言っていた発表時間も結局1時間位ずれました;
で、そのあと頂いたアドバイスを噛み締めつつ、打ち合わせ、そして懇親会、、

っていいつつうちのチームは懇親会というよりは会議をしてましたw
プレゼンで「成長」という言葉を使ったが、ちょっと意図したとおりに伝わらないので、伝え方を変えよう。とか
プレゼンの形式がわりとがちに「演奏」を求めているということを(このタイミングで!)認識したので、 音楽家がたくさんいる中、うちらはどうすれば良いんだ!見たいな話とか、
そもそも楽器がまだ完成していないぞ、どうする・・ みたいなはなしとかしてました。。

さてさて、土日があっての月曜日発表だけど果たしてどうなるのか・・・