RakuChordの回路を発注してみた。

少し前になりますが、基板を発注してみました。
とても簡単で驚きました。

ということで簡単なやり方を公開してみます。
今回はオープンソースのCADソフトである「KiCad」を使っています。

http://kicad.jp/

また発注はスイッチサイエンスPCBを利用してみました。

https://www.switch-science.com/pcborder/
(裏では結局FusionPCBに発注してるだけっぽいので、慣れたらいきなりFusionPCBでも良いかもですが、、 なんとなく日本人が間にいてくれると心強いかなと思って使ってみました。)

回路図の作成


まずは論理的な回路の配線を作ります。
部品の配置にはこだわらず、どことどこがつながるべきかを線でつないでいきます。
KiCadでは大抵の部品のプリセットがあるので、とても簡単に作ることが出来ます。

作成したらルールのチェックを実行します。
未結線の回路やVCCとGNDがショートしてたりしたら教えてくれます。親切!
(いくつかのルールがよくわからないので無視しました。勉強しなければ・・)

フットプリントの選択

フットプリントというのは、基板に部品を配置するときの「足の形」のことです。
要はその部品のためにどのように基板に穴を開けて、シルクに印刷をするのかをひとまとめにしたものです。
例えば抵抗であれば、四角い抵抗を示すシルクに加え、2つの穴を2.54*4mm間隔に配置する、などと行った感じです。

やることは回路の部品に対応するフットプリントを選択することです。
これもKiCadのプリセットがかなり使えます。
ただし、イアホンジャックのようなものはフットプリントが足りないことがあります。

そういう時はフットプリントエディタでオリジナルのフットプリントを作る必要があります。これは少し面倒だけど、寸法がわかってればそのとおりに穴を配置するだけです。

プリント基板の作成


いよいよ基板の作成です。

といっても、どの部品をつかって、どのように結線すべきかは回路図の作成、フットプリントの選択で作成したデータに含まれているので、やることは部品を基板のどこに配置するかを決めるだけです。

はじめにデザインルールを入力します。
これは穴の大きさなどの基本的なパラメータの初期値を入れるものです。
発注する業者によって最小の大きさなどがあるので、考慮しながら入力します。(僕はココで間違えてけっこうハマりました。)

次に外形線を引く必要があります。作りたい基板の大きさに合わせて外形線を引きます。丸みのある線も引くことが出来ますが、今回は長方形の基板にしたいだけなので単純に長方形の外形線を引きます。
基板の発注をするときには大きさで値段が決まるので、外形線を引くときは予算と相談する必要があります。 もちろん作りたい部品が全部乗る大きさにする必要があります。

そして、フットプリントをロードします。てきとーに散らばった状態からスタートするので、それらをいい感じに配置していきます。

その後配線を引きます。今回は表、裏の2面の基板を作成するので、どちらの面に線を引くのかに気をつけながら配線をします。
どこに配線すべきかは回路図のデータから明らかなのでKiCadが配線をガイドしてくれます。
(画像のナナメの黄色い線がそれです)

当然同じ面で配線が交差するとショートするので、うまい具合に立体交差させながら配線します。

大体出来たところでERCをかけます。
ERCを実行すると回路図とプリント基板の設計の矛盾を教えてくれます。回路図ではつながっているのにプリント基板上で繋がっていなかったりしたときに教えてくれます。

また配線同士が近すぎる場合なども警告してくれます。

エラーが出なくなるまで修正をすれば基板データの完成です。

発注

後はガーバーデータという形式にエクスポートすれば完成です。

業者が指定する方法に合わせてエクスポートします。
いくつかのファイルが出力されるので、ファイル名を業者の指定するものに変更して、業者の指定する方法でそれらを納品します。(スイッチサイエンスの場合はzipで固めてアップロードしました。)

あとはWebフォームで発注をするだけです。
お値段はスイッチサイエンスPCB( https://www.switch-science.com/pcborder/ )だと

  • 5cm*5cmで10枚1389円+送料1080円
  • 10cm*10cmで10枚3074円+送料1080円

とかそんな感じです。

上手く行けば大体2週間~3週間くらいで基板が届きます。
(中国の旧正月をまたぐと納期がすごく遅くなるので注意!)

上手く行かない時は1週間以内くらいにダメだった旨が連絡され、発注もキャンセルされます(クレカからは一度引き落とされた後にキャンセルがかかります)。穴の大きさが指定されたものより小さかったりすると基板を作る前にストップがかかることがあります。

基板自体に論理的な問題があるものはチェックされないので、注意が必要です。

組み立て

基板が届いたらそれを組み合わせて作品を完成させます。
僕は木材と組み合わせてRakuChordを作成しました。
アクリル板やレーザーカッターを使えばもっとかっこいいものが作れると思います。(ちょっと高いけど)

まとめ・基板を作る利点

ユニバーサル基板でやるよりも明らかに完成度の高いものが作れます。
基板はもうできているので作るのが簡単になります。 完成度が高くてしかも簡単!やらない手はありません。

同じものを大量に作るような場合にも有効です(僕の場合は1つ作りたいだけだったので10枚単位で発注すると基板を余らせてしまいましたが・・)

個人でもそこそこ簡単に作れるので、自分の作品を持っている人はぜひやってみてください。

また、基板を作る前段階として、ブレッドボードなどの試作の回路であっても、その論理回路図をKiCadで書いてみるのをおすすめします。
回路ってバージョン管理出来ないので、記録のためにもちゃんと回路図で書いておくと後が楽です。

Hack Day 2016に参加して「Life Lapse」をつくって入賞しました!

Hack Day 2016に参加してきました。
かれこれ4回めの参加です。

Hack Day( http://hackday.jp/ )というのは、土日の24時間(本当に午前9時〜翌日午前9時)という時間制約のもと「動く」プロダクトを開発し、その後90秒で発表するというYahoo!JAPANの名物イベントのOpen版です。

今回も会社つながりのメンバー(でもこの組み合わせは初めて)で参加しました。

とりあえずの説明

とりあえず作ったものは
「Life Lapse」
です。


アクションカムなどが小型化してきており、もう既に1日じゅうを録画することは技術的には可能となっていますが、実際にそれをやったところで、その動画をどう活用するか?という問題があります。

それを解決する方法として僕達は「Life Lapse」を作りました。

なんとめでたく賞をいただくことも出来ました!

ということで、いつもの振り返りつつ何をやったのかを説明していこうと思います。


↓実際はブラウザ上で動作するのですが、動作の様子をgifアニメで録画してみました。

早送りで再生されつつ、注目ポイントではゆっくりと再生されているのがわかると思います


参加メンバー

  • @kasahi 発起人? 今回のリーダー的存在
  • @shamabe ライブコーダーなあの人 Hacker's Bar( http://hackers.bar/ )でライブコーディングをするなどHackerの鑑
  • ばりーさん 仕事ではAndroidアプリなどをバリバリ開発してる人
  • cacciemaさん 仕事はWebデザイナー、といいつつかなり幅広い仕事をしてる印象の方(社内でたまに合うくらいなので、まぁ印象、ということで)
  • matsuchiさん 仕事はWebデザイナー、絶賛JavaScriptを勉強中らしい(こちらはチーム作るまでは全く面識なしでした)
  • 僕 誘われて参加しました。

社内や社外のHackathonに顔を出すことが多い人ばかりというのが特徴かな?

参加まで

開発などは24時間でやるのが条件だが、打ち合わせなどは事前にやることが推奨されている。
ということで、開催の1ヶ月前くらいからちょこちょこ集まり始める

といってもそれほどみんな時間も取れないので、夜ご飯を一緒に食べに行ったりして、そこでアイデア出しをする感じです。
しかしここで大きな問題が!
「アイデアがまとまらない!!!」

今回6人というわりと大人数チームだったということもあって、なかなかアイデアがまとまりません。
「それはもっとすごいものを見たことがある」
「それは何の役に立つのか?」

などと言い出すと、そもそもいいアイデアというのが出てきませんでした。

個人的にはこういうときのアイデア出しでは、いま流行りの技術を使ってみるという観点で考えることが多いのですが、どうも最近ディープラーニング人工知能「FinTech」といった一朝一夕では使いこなせそうにないものが多く、それらをベースにしてもなかなか良さそうなアイデアに結びつかなかったです。

また、理論的にできるか?ということに加えて、「参加メンバーが24時間で開発できるか」という観点も考えなければいけません。
それぞれに得意なことがあるので上手く活かしていきたいのですが、どちらかというと旧来のWebの技術をベースに仕事をしているので、本当にガチデバイス作成 みたいな方向にいくのも難しいなぁ、、 しかしWebアプリ作るだけではなかなかみんなをあっと言わせるものを作るも難しいし、、、

いくつかの案は「できるかも?」と言うものがあったのですが、少し実証実験をしたところで実現可能性がとても薄くなるものや、「思ったものとは違う!」といったものも出てきて、良さそうに思ったけどボツになる案もありました。

そんなこともあって、実際に今回のネタにしよう!と合意が取れたのはHack Dayの前日の金曜の夜でした。

Hack Day開始

今回は秋葉原が会場ということで、朝眠い目をこすりながら集合
朝9時に「Hack Time!」の掛け声とともに開発開始です。

私達のプロダクトまず必要なものは、頭に固定できるアクションカムと、JINS MEME( https://jins-meme.com/ja/ )と、JINS MEMEから取れる様々なセンサーのデータを記録する仕組みです。

アクションカムについてはオリンパスの方が貸し出してくださったレンズスタイルカメラ( http://olympus-imaging.jp/product/opc/a01/ )を使おうと考えていました。
しかし、会場で電波を発するものが多いせいでWifiの電波状況が非常に悪く(Hackathonではよくあることなので、やはりか・・ という印象でしたが)スマートフォンとの連携が前提となっているレンズスタイルカメラでは、撮影が心許ないということや、頭への固定方法を考えなければ、、 という問題が出てきたため、秋葉原で調度良いアクションカムを調達することにしました。

JINS MEMEについては、知人で持っている人がイたので借りてくることに成功しました。

そして一番大事なJINS MEMEのデータを記録する仕組みの部分です。
どうもまだ安定して動くSDKiOS版しかないということで、JINS MEMEのクライアントとしてはiOSでうごくアプリを作ることになりました。
しかしうちのチームメンバーでiOSのアプリを得意としている人はいませんでした、、

やったことがないわけではないので、一番かけそうなばりーさんにとりあえずお願いをして書いてもらうことに、、
普段はAndroidの開発をしている方なので、Androidだったらもっと早く作れたのに・・ と残念そうでした。
わたしも少しiOSのアプリは作ったことがあったので、慣れないばりーさんの補助ということでいわゆる「ペアプログラミング」をしました。

といっても一般的な?ペアプログラミングとは違い、ばりーさんがコードを書いている間に、僕が次必要となるAPIの仕様を調べて、 それをざっと伝えて、 ばりーさんはその情報を元に新しいロジックを書いて、 という、なんというか「パラレルディベロップ(造語です)」をしました。

JINS MEMEのデータは、一度iPhoneのアプリに貯めこまれ、それをサーバに送ってサーバ上のMySQLに保存することにしました。
そのためのサーバの設定やサーバプログラムは@kasahが作成してくれました。

といいつつ@kasahさんは買ってきたアクションカムの設定をしたり、画質はどのくらいで行こうか?、プレゼンの時にどのような画面構成だと見栄えがするだろうか?など総合的なプロデュースをしていたので、途中から サーバのプログラムは僕にバトンタッチして、ばりーさんがつくったiOSアプリからサーバプログラムにデータを送る部分の最終的なすり合わせは僕が行いました。

デザイナのcacciemaさん、matsuchiさんは画面の構成の案を出したり、プロダクトの企画意図の詰めや、プレゼンを進めていくうえでどのように伝えると誤解なくスムーズに伝わるか、ということを考えたりしていました。
プレゼン資料のの草案や画面の簡易的なイメージ図などを作ってもらいました。

@shamabeさんはブラウザ上で動く動画再生のしくみとその見た目の部分を作っていました。
今回のプロダクトの画面は、動画と各種データがたくさん表示されるため、拡張性の高い仕組みが必要だということで、基本的な動きの部分をかなり丁寧に作っていました。
また、動画の再生速度を柔軟に調整できるための汎用的な仕組みも作ってもらいました。


このプロダクト、プレゼンで必要なものとして「実際にLife Lapseを使って要約した動画」があります。
これを撮れるのはこの日の明るいうちだけ!ということで、昼ごはんまでになんとか撮影の目処を立てる必要がありました。

昼を食べにいく段階ではiOSアプリの完成度は80%と言った所、何故か上手く通信できずJINS MEMEのデータは端末に残ったままとなっていました。

しかしお腹も空いたのでとりあえず昼ごはんです。
昼を食べつつ今後の流れを確認しました。

なんとか撮影へ

そして、戻ってきて程なくしてアプリが完成しました。
(通信が出来ないのはいわゆるAppleのATSに引っかかってたからでした、初心者丸出しのあるあるですね;)
サーバに実際に送られたデータを保存して、なんとか行けそうなことを確認して、いざロケハンに出発です。
(サーバで保存するところも変なバグを僕が仕込んだためにちょっと時間をロスしました・・)


アプリから淡々と送られてくるデータを見つつ、居残り組はデータの解析方法の検討を始めることに、、
ともかく可視化しないとはなしにならないなということで、僕はブラウザ上でJINS MEMEのデータを可視化する仕組みを作り始めました。
ばりーさんは引き続きJINS MEMEアプリの改良を行い,GPS座標やAppleWatchから脈拍を取得するなどの機能の開発をはじめました。

1時間ほどでロケハンを終了して戻って来ました。

カメラからムービーデータをパソコンに移し、JINS MEMEのデータはMySQLからダンプして取り出します。

僕は、ダンプしたデータをJavaScriptで扱いやすいように変換するちょっとしたスクリプトを書いて、作りかけていた可視化ツールを使って、JINS MEMEのデータをグラフ化しました。


@shamabeさんは動画データをパラパラマンガのようなたくさんの画像ファイルに分割して、ファイル名を適切に変換して、作成した動画再生の仕組みの上で再生出来るようにしました。

ということで、日が暮れることには、「なんかブラウザ画面で動画が再生できて、速度も調整できる」という状態にはなりました。

いかに解析するか?

夜ご飯のお弁当を食べた後は僕はJINS MEMEのデータをいかにして上手く使うか を考え始めました。
見た目がある程度想像できるようになってきたのでデザインの得意なcacciemaさんmatsuchiさんは、さらにデザイン部分を詰めていたようです。

またGPS座標が取れるようになったので、夜にもう一度撮影に行こうということで、外に再びロケハンに行ったりもしました。

そろそろ終電も近づいてきたということで、うちのチームでも帰る人は一旦帰って明日また来るということになりました。

といいつつ@kasahiさん、@shamabeさん、ばりーさん、私は、残って夜通し作業することに・・

JINS MEMEのデータを組み合わせるうえで大変だったことは、まず「動画とJINS MEMEのデータの位置合わせ」です
動画、とJINS MEMEは別のデバイスで、それぞれがそれぞれデータを記録しているので、当然ですが、JINS MEMEのグラフのどこが動画のどこに対応するかがわからない状態でした。

加えて、それぞれのデバイスのフレームレートも違うため、その作業は困難を極めました。
動画は15FPS JINS MEMEのデータは大体0.05sに1つのようでした(20FPS)

これらの条件を元に、グラフとにらめっこして、JINS MEMEのデータと動画のオフセット・スケールを決定します。
スケールは上記に書いた通り仕様がわかっているので、後はオフセットです。

JINS MEMEの取れるデータの中のZ方向の加速度 が歩いているときと止まっているときでかなり顕著に差が出ているということで、まずはそれを利用して、当たりをつけました。
おおまかに位置があったところで、次は首を左右に振る動きに着目し、カメラの左右移動とJINS MEMEのデータが合うように微調整しました。

これで動画とJINS MEMEのデータが対応しました。

さて、ここからは数学の時間です。どうやって動画内の「注目ポイント」を出してこようか・・?

グラフを見たり、計算式を考えて、新たにそれもグラフにしてみたりしながら、試行錯誤を繰り返す・・
時刻は夜中の3時頃、、
グラフを見つめつつ、横では秋葉原散策動画を再生して、、、、

いくつかの注目ポイント作成のアルゴリズムを考案することが出来ました。

たとえば、、

  • Z方向加速度をうまく平均化したうえで、閾値で判定し、更にその結果を平均化することで、歩いていて「おっ?」と立ち止まった場所の検出をする
  • 首の動き(特に見上げる方向)を閾値で判定することで、なにか上下にものがあってそれに着目するために、見上げている・見下しているポイントを検出する
  • JINS MEMEに組み込まれている「isWalking」という値を利用して、「歩くのをやめた直後」を検出して、店に入った瞬間や、ふと足を止めた瞬間を検出する

などといった、注目ポイントの検出方法を発見しました。

朝7時、夜帰っていたメンバーも再び会場に戻ってきて、デザインとプレゼンの最終調整です。
(もう一人cacciemaさんは風邪でダウンでした、 無念・・お大事に)

僕はというと大体やりたいことが出来たし一安心、ということでちょっとウトウト・・(10分、20分だったかと・・)

そしてついに「Life Lapse」が完成しました!

発表は@kasahiさんということで、僕のできることはここまでか、、ということで
まぁ万が一のために自分のPCでもプレゼンが出来るようにとデータをもらったり、展示の時に見せる用のグラフデータを作成したり、、などをしていました。

発表・そして、、

そしていよいよ発表会です。
9時に開発を終了して、発表は10時からのスタートです。

僕達のチームは2番めの発表ということで、慌ただしく会場に移動。
せっかくなので全員前に出ようということで、とくにやることも無いのですが、舞台裏に行くことに。
発表は想定通りに行うことが出来、一安心。

全部で80チーム近くあるということで、自分たちの発表が終わってからも14時過ぎまで発表が続きます。

僕はせっかくなのでということで、会場でずっとほかチームの発表を見ていました。
他のチームも面白い発表ばかりで、中には「僕達もやろうかと検討していたやつ」もあったりとかして、かぶらなくて良かったーなどと安堵したりしていました。

怒涛の発表が終わった後は、展示会です。

多くの方に興味を持っていただけたようで、ブースにはたくさんの方が来てくださいました。
結構詳しい方も多く、「どうやって注目の時間を算出しているのか?」といった技術的に聞いてほしい質問をバシバシとしていただいたりして、 それはですね・・・ と自慢気に説明したりしました。


1時間ほど展示をした後に、賞の発表です。

イベント案内にあった賞は
グランプリ、金、銀、銅
だったのですが、どうもそれ以外にも4組ほど受賞される賞があったようで(名前がわからないので「ノーマル賞」と呼びます)
私達はその「ノーマル賞」をいただくことが出来ました!

商品にはHackey( http://hackey.cerevo.com/ja/ )をいただきました。



他の受賞作品も「やっぱりね」というものがほとんどで、納得感ある審査結果でした。

授賞式の後は懇親会です。
知り合いも多く参加していたため、うろうろ回りつつ「なんであれを作ろうと思ったの?」など、作った人同士での意見交換や感想を言い合ったりしました。

で17時くらいに解散。
帰って風呂に入ってから泥のように寝ました。。

お疲れ様でした。

感想

今回もたくさんの勉強をしました

  • 最新のiOS開発について
  • Jins MEMEの使い方と取れるデータ
  • @shamabeさんの圧倒的なきれいなコーディング(ライブコーディング的コーディング)
  • などなど

仕事ではやらないようなプログラミングを、いつもとは違うメンバーで出来るこのイベントでは、いつもこういった新しい事を学ぶことができます。

また、24時間爆速でものづくりの流れを体験できるため、プロダクト開発についての経験値がとても上昇するように感じます

たとえば、どこを諦めるのか だったり、 何をコアとしてピボットするかだったり、 メンバーとのコミュニケーションだったり、 作業の段取りだったり、、 etcetc

会社での大きなものづくりではこれらの流れはもっとゆっくりと流れていくため、ついつい全体が見れなくなってしまうのですが、Hack Dayでは24時間という縛りの中でこれらを進めていく必要があります。

また、これだけの多くのチームがテーマを絞らずに好き勝手にものづくりをしているため、その成果物はそれぞれが個性的にはなりつつも、いくつかの傾向が見られるというのもHack Dayの面白いところだと思っています。

それは今後の世の中の流れを示していたり、 今の「イケてる」を示していたり、 現代の課題を示していたり するのだと思います。(スタンドアローンコンプレックス?)

今回で言うと・・

  • クマのぬいぐるみを利用したHackが異様に多い
  • 司会者の方が話題にする程に「生首」の出てくるプロダクトが多い
  • バレンタインデーにちなんで ぼっち脱却 的なプロダクトが多い (そしてそのアプローチが様々なのも面白かった)

とかですかね・・w(もっと他にも真面目な共通項もたくさんありますよw)

とまあ、今回もとても得るものの多いHack Dayでした。

一緒にチームで戦った皆さん、Hack Dayを実行するにあたってご尽力されていた皆様、ほかチームで楽しいHackを披露してくれた皆様、来ていただいた観客の皆様に感謝します。


過去のHack Day

Hack Dayは今回で4回めで、僕は過去3回も参加しました。宣伝的にリンクを置いておきます。

その他の記事たち

発見したら追記していきます

そして何ら役に立たない作品がたくさんある。くだらない作品に注がれた情熱は、となりのエンジニアを刺激し、よりくだらなくなっていく。そして仲間が増えていく。カオスの中でクリエイターたちのネットワークが育っている。

ww そういう一面もあるかも・・

2015振り返り

今年はあまりブログ記事が書けませんでした。
このブログはなにか見せびらかしたいものを作ったら更新するようにしているので、すなわちあまりアウトプットが出来なかった年ということなのかもしれません。

仕事や、プライベートでもいろいろあった年なので、そっちにリソースを割きすぎて趣味のプログラミングがおろそかになっていた、という印象です。

とか書いてたけど、まとめてみるとまぁそこそこいろいろ作ってるなという印象。
会社でも、プライベートでも、自分の出来る所プラスアルファが必要なことが増えてきた印象。やりたいことを整理して適切に時間を配分していかないといけないなと思っています。

ステータス

あらたに引越しました(前の家は4年目を前におさらばです)
会社に入ってから6年目

今年学んだスキル

  • 初海外!
  • 電子工作
    • 基板の発注方法
    • ESP8266
  • swift
    • 基本的な所
  • コンテナ技術
    • 基本的な所

月別ふりかえり

  • 1月
    • 正月
  • 2月
    • RaspberryPi2発表
  • 5月
    • 木製RakuChordをもうひとつ作成
    • gitで管理できてない我が家のプロジェクトを可視化するツール
    • アメリカへ!
    • 長引く体調不良
  • 12月
    • (実は)お引っ越し

おすすめ漫画8選

おすすめ漫画

僕が読んで印象に残っている・何度も読みたいと思う漫画を紹介します。

田舎系漫画

田舎が舞台の漫画です

田舎育ちの僕にとっては昔を思い出せて、ちょっと懐かしい気持ちになれます。

 

蟲師 

蟲師(1) (アフタヌーンコミックス)

蟲師(1) (アフタヌーンコミックス)

 

ギンコという青年が田舎をウロウロして、ゆく先々で様々な「蟲」の仕業による事件に遭遇する話。イメージは妖怪ものに近いかも。

蟲を退治するのではなくて、自然と人とのバランスを取り持つというギンコのスタンスが良い感じです。 

モノノ怪の薬売りとか、とか化物語の忍野さんとかがイメージ近いかも)

ばらかもん 

ばらかもん 1 (ガンガンコミックスONLINE)

ばらかもん 1 (ガンガンコミックスONLINE)

 

若い書道の先生が、田舎の島に住み着いて住民たちとわいわい仲良くする話。子供がかわいい。

ドンパチ系漫画

物騒な内容の漫画です。

なんか読んでるとスカッとするので、、 あと大体が大人の世界の腐ったアレコレをドンパチな人たちが一刀両断してくれたりしていろいろと考えさせられます(そして結局腐ったアレコレはどうにもならずデスヨネー的になるとこも含めて)

ブラックラグーン 

 ただのサラリーマンの主人公が、突然ちょい悪の「運び屋」と出会って・・・ストレスが溜まっているときに読むとすかっとする感じです。

主人公のやや歪な性格が好みです、ハッカーのベニーさんもお気に入りです。ハッカーが出てくる漫画は良い漫画

ヨルムンガンド 

ヨルムンガンド(1) (サンデーGXコミックス)

ヨルムンガンド(1) (サンデーGXコミックス)

 

 武器商人が主人公の物語、戦争とか 武器とか。主人公は万能系なので安心して見ていられる。

登場人物が変人ばかりなのもいい味を出している。

魔法陣グルグル

魔法陣グルグルです

魔法陣グルグル

初めてハマった漫画なので思い出深い

小学生の頃に通っていたスイミングスクールに2巻だけ置いてありました。

つい買っちゃった系 

ラジオでGO! 

ラジオでGO! (1) (まんがタイムKRコミックス)

ラジオでGO! (1) (まんがタイムKRコミックス)

 

 なぜか気になって、全3巻揃えた。楽しくクリエイティブな人たちっていいよね!

熱い系

うしおととら

 ストーリーがいい感じに展開していって、次が気になる そして絵も好み

からくりサーカス

 同じ作者なので。これまた好み

おねがい

この漫画が好きならこれもきっと気にいるよ!ってやつがあれば教えてください。

ペンの時代が来るのです!

Surfaceにもペンがついています。
AppleもPencilを出してきます。

そう言えばenchantMOONなんてものもありましたし、Noteslateもいよいよ販売されようとしています(多分)

実は最近のブラウザはペンに対応していて、Webアプリケーションとしてペイントアプリなどを作ることが出来ます。

ということで、ちょっとデモアプリを作ってみました
今のところは新しめのIEとEdgeにしか対応していませんが、Chromeでもそのうち・・ できるはず

ペンのついたWindows機としてASUSのVivoTabNote8を持っているのですが、WindowsのUIをペンで操作するのはかなり辛いです。
それはペンが悪いわけではなくてWindowsのUIがペンで操作するようにできていないということだと思います。

ペンで操作しやすいUIが求められる時代が来ている気がします。

そんな実験がもうブラウザで簡単に出来るようになりました。
ペンのついた端末を買ってきてさっそく遊んでみよう!

gifbirdを作った!

これはなに?

http://inajob.dip.jp/gifbird/gifbird.html


iPhoneAndroidなどで遊べる、いわゆるFlappyBird的なゲームです。

何もしないと緑の鳥(のようなもの)が、下に落ちていきます。
画面をタップすると、羽ばたいて上昇します。

うまく迫り来る壁を避けてください!



↑プレイの様子

目玉機能

リプレイをgifアニメとして書き出すことが出来ます

書き出しの種類として

  • ファイルとして保存
  • imgurにアップロード
  • twitterにつぶやく(要ログイン)

をサポートしています

仕組み

http://jnordberg.github.io/gif.js/
これを使ってゲームのフレームを書き出して、ゲームオーバー時にアニメーションgifとして書き出しています。
遅くなるかな?と思ったけど、案外普通に動いています

canvasで動いているゲームだったら簡単に組み込めそうです。おすすめ