3Dプリンタと無料のツールで「うんこクッキー」を作った

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事の発端

1月某日、我が家の電子レンジが壊れました。これを機に新しいものを買おう・・という事になりいろいろと吟味した結果・・

オーブンレンジを買いました!

オーブン機能をつけたのは、「お菓子」を作りたかったから!

ということで早速クッキーを作る事にしました。

3Dプリンタで型を作る

クッキーの型は市販のものも購入していたのですが、せっかく家に3Dプリンタがあるので、オリジナルの型も作ってみることにしました。

今回作るのは、みんな大好き「うんこ」です!

unko.svg

まずはSVG画像でうんこのシルエットを作ります。作図にはInkscapeを利用しました。 ベジェ曲線を使った作図は少しコツが必要ですが、慣れればこのくらいは簡単に作れます。

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unko.scad、unko.stl

SVG画像をもとに3Dデータを作成します。ツールはOpenSCADを利用しました。 offsetで少し輪郭を大きくして、元のデータとdifferenceすることで、クッキー型の3Dデータを作成します。

ソースコードはこんな感じです。

module unko()
  import("unko.svg", center = false, dpi = 96); // unko.svgの読み込み

linear_extrude(height=20) // 型の厚さは20cm
difference(){ // 膨らませたものから元のデータの差をとる
  offset(3)  // unko.svgのデータを3mm膨らませる
    unko();
  unko();
}

完成したらSTLデータとしてエクスポートします。

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unko.gcode

Silc3rでSTLファイルをG-Codeファイルに変換します。

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3Dプリンタに転送して印刷

3Dプリンタにデータを送って印刷を開始し、後は待つだけです。 今回は手元にあったPLAのフィラメントを使いましたが、おそらく厳密には健康に良くない物質が混ざる危険があるような気がします。 真似して実施する場合は自己責任でお願いします。

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クッキーの製作

今回は市販のクッキーの素を使いました。

クッキー型で生地を抜くとこんな感じです。

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で、電子レンジのオーブンで加熱。大体30分ほどで完成です。

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おまけ

Twitterのアイコンもクッキーにしてみたらいい感じに出来ました!

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感想

オリジナルの形のクッキーを作るというのは思った以上にテンションが上がりました。 データを用意する方法も、はじめのSVGを作るところ以外は機械的な作業なので、思った以上に簡単でした。

まだうちの子供は1歳なので、あまり楽しめていない感じでしたが、もう少し大きくなったら、子供の好きなものの形のクッキーを作ってあげようと思っています。

子供がを持つことで、3Dプリンタも今までと違った使い方をするようになってきました。折角子供を授かったので、この環境の変化をポジティブにとらえ、このような楽しい活動をどんどんやっていこうと思っています。