エンジニアパパの生後2か月までのクリエイティブなDIY育児の記録

現在娘は2か月とちょっと、生活のリズムも少し安定してきて、首がやや座ってきたかな・・というところです。

エンジニアとしては、育児の中でも技能を生かしてクリエイティブな活動がしたいと思うものです。

 

生後2か月までの間に、子供のためにしてやれるエンジニアリングは、まだあまりないのですが、ここまでのところでやったことを紹介します。

 

壁面ホワイトボード

我が家は夫婦ともに育休を取得したため、生活の中心は「家」になります。

今までTodoリストはオンラインで管理していたのですが、二人とも「家」にいるならアナログな管理ができます。デジタル→アナログへの回帰は、退化しているようにも思いますが、より自分たちにとってやりやすいようなりました。

 

ということで、買い物リストを共有するための壁面ホワイトボードを用意しました。

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 DIYとか言っていますが上記のような壁に貼れるホワイトボードシートを貼り付けただけです。

外出するときは、このホワイトボードの写真を撮って、スーパーで買い物するときの参考にします。

ベビーベッド横収納

赤ちゃんのお世話の中にはベビーベットの上で行うものが結構あります。そのためベビーベッドの上に結構ごちゃごちゃと物を置きがちになります。

これをどうにかするためにベビーベッドの柵の外側に100均の箱をぶら下げるようにしました。DIYといってもやっている事は100均の収納トレイにドリルで穴をあけてPPロープで縛っただけです。

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授乳クッションの修理と拡張

我が家で使っていた授乳クッションは抱き枕としても使えたりする優れもので、細長い抱き枕形状のものを輪っか状にして授乳クッションとして利用できるというものです。

 

この輪っか状にする際の留め具はいわゆる「ペッチン」型のボタンでした。はじめのうちはうまく輪っかにできていたのですが、使っていくうちにボタンがヘタってしまい、授乳中に輪っかが外れてしまうという、結構危ない状況となりました。

 

そこで、「ペッチン」型のボタンの部分にマジックテープを縫い付けることで、この問題を解消しました。また「ペッチン」型だと、さっと輪っかにすることが難しかった問題もマジックテープにより解決できました。

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無限「胎内音」再生装置

子守グッズの一つに「音が鳴るぬいぐるみ」があります。このおもちゃはいくつかの曲を選ぶことができるのですが、その中に「胎内音」というノイズのような音があります。

これは赤ちゃんがおなかの中で聞いていた音ということで、これを鳴らすと安心してくれるようです。また眠っているときにこの音を流しておくと、ほかの音をかき消してくれるので、ちょっとした音で赤ちゃんが目を覚ましてしまうことを防げるといった効果があるようです。

しかし、これらのおもちゃは大体15分くらいすると音楽が停止してしまいます。

うちの子は、そのタイミングで目を覚ましてしまうことがあったりして、できれば制限なく胎内音を再生し続けて欲しいと考えました。

何かないかなー?と道具箱を探ったところ懐かしの「MP3プレーヤー」がありました。500円程度の安物ですが、充電しながら再生でき、無限リピートにも対応していたので、PC用スピーカーと組み合わせて無限「胎内音」再生装置を作りました。

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 たまたま家にあったのは↓のMP3プレーヤーです。

ベビーモニター

ベビーモニターは初めは家にあった「積み基板」であるカメラ付きのESP32ボードを利用していましたが、性能に限界を感じて途中で製品を購入しました。(ということで、この項目はDIYだとうまくいかなかった事例ですね・・)

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このESP32カメラはWebサーバ機能を内蔵しており、ブラウザから簡単にアクセスできます。しかし暗視機能が欲しいことと、解像度がもう少し欲しいという理由でATOM CAMを購入しました。

これ、ちょうど今話題になっているネットワークカメラで、子育て用と銘打ってはいませんが、値段の割に高性能で子育てにも使うことができます。

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真っ暗な部屋の中でも赤外線カメラで↑のように様子を確認することができます。

スマートフォンやPCから映像を見ることができるので、夫婦がそれぞれの方法で映像を確認できるというのもIT機器の多い我が家ではありがたいです。

 

ミルクインジケーター

我が家は母乳とミルクを併用すするいわゆる「混合」方式の育児をしています。

粉ミルクの用意は母乳に比べると面倒です。少しでもその面倒を減らすために、「あらかじめ殺菌済みの哺乳瓶に粉ミルクの粉を入れておく」ということをしていたのですが、いったい何ml分の粉ミルクが入っているかわからなくなるという問題が発生しました。

母乳を飲ませた後はそこまでミルクは要らない、とか、長い昼寝明けなのでちょっと多めにやろうかな?みたいな状況があり用意するミルクの量は結構変化するのです。(そして妻と協力して育児していると、相手がどういうつもりでミルクを用意したかわからず、毎回量を聞いてしまうという面倒が発生していました)

 

ということで、粉ミルクが何ml分入っているかを示すインジケーターを作りました。

これについては、何度か改良を繰り返しました。

まず初めは、付箋紙を使って量を記載していました。これを毎回用意するのは面倒・・

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ということで次は、哺乳瓶の下に置く方式のインジケーター3Dプリンタで作りました。しかし、これは哺乳瓶を持ち上げ移動したときに、インジケーターだけ残ってしまうという問題がありました。

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次に作ったのは輪ゴムを使って哺乳瓶に引っ付ける方式のインジケーターを作りました。これはいい感じだったのですが、輪ゴムをつけ外しするのが少し面倒でした。

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最終的に落ち着いたのが、哺乳瓶より少し径の小さなリング型のインジケーターです。

これは哺乳瓶にさっとひっかけることができ、取り外しも簡単、哺乳瓶を移動しても問題ない というこれまでの欠点をすべて解決したものとなっています。

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このインジケーターは便利だったのでThingiverseで公開しています。

www.thingiverse.com

まとめ

 まだ2か月の子供に向けて何かをDIYするというのは、まだまだ難しいですが、探してみると意外とやれることがありました。

個人的にはもっと3Dプリンタや電子工作を活用していきたいのですが、もう少し大きくなってからかな・・?

今後も隙をみて、クリエイティブな育児をして行こうと思っています。