これは?
最近僕がハマっているArduinoなどを応用した小型の携帯ゲーム機をまとめてみました。
これ以外にも知ってたら教えてください。
今回はIchigoJam(http://ichigojam.net)のような外部ディスプレイをつなぐタイプのゲーム機は除外して、ディスプレイ付きの、スタンドアローンで遊べるものに絞ってみました。
2018/04/21追記
更新しました。見た感じGamebuino Meta, Arduboy, Pokitto の3つが今イケてるゲーム機のように見えます。ほかにもこの手のゲーム機があれば教えてください!
Gamebuino Meta
Gamebuino - play & make games, quick & easy!
下に書いてあるGamebuinoの次世代版
- SDカード
- バッテリ内蔵
- 10bit DAC 3.5mmジャック付き
- 160*128pxカラー液晶(通常は80*64として利用する)
- ATSAMD21 (Cortex M0+) 256KB flash, 32KB RAM(Arduino Zeroと同じ)
- €99.99
Gamebuino (classic)
※上記Gamebuino Metaのひとつ前のバージョンです
僕がハマっていたハードウェア
自分で作ってみた記事:http://d.hatena.ne.jp/inajob/20160322
- Arduino互換
- 十字キー+A,B,C
- 84x48のモノクロ液晶
- atmega328
- スピーカ
- 通信対戦用ケーブル
- バッテリー
- SDカードからのゲーム書き込み
- オープンソースハードウェア・ソフトウェア
- 秋月電子で買える (ディスコンなので安売り中)
- 使いやすいライブラリ
- PCでもデバッグできるエミュレータ(すごい!)
- 有志によるゲームと(わりと)活発なコミュニティ
Arduboy
- 薄い筐体
- オープンソース
- Arduino互換
- 上下キー+AB
- 薄くて小さい筐体
- 128x96のモノクロOLED
- スピーカ
- ブラウザで動くエミュレータあり(すごい!)
- 秋月電子で買える Arduboy Dev Kit V2 (アルデュボーイ): マイコン関連 秋月電子通商 電子部品 ネット通販
- Atmega32u4(Leonardoと同じ)
- コミュニティが活発
Pokitto
- LPC11U6x NXP ARM Cortex M0+ 48Mhz,256kB Flash, 35kB RAM, 4kB EEPROM
- 220*176カラーディスプレイ(110*88, 128*64, 84*48 モードあり)
- 8bit DAC ステレオヘッドホンジャック付き
- GPIOが上に引き出されている
- ArduboyやGamebuinoのゲームが動くようなことが書いてあるが、どのレベルで互換性があるのか?
- €49.90 (組み立てキット)
PocketSprite
- クラウドファンディングでファンドして、そろそろ発送?
- GNUBoyなどエミュレータが動作する。
- ESP32 DualCore 240MHz, 128Mbit flash, 520KB RAM, 448KB ROM
- 96*64カラーディスプレイ 60FPS以上
- $55 ?
Meggy Jr RGB Soldering Kit
- $75で買える模様(組立済みのものは売り切れていました。)
- 8x8フルカラーLED
- 上下左右+AB ボタン
- 単4電池3本 (ACアダプタとコネクタは別売の模様)
- シリアル端子が出ているのでUSB-Serial変換があれば書き込める。
- 詳しい説明Wikihttp://wiki.evilmadscientist.com/Meggy_Jr_RGB
- Arduino互換(atmega168)
- 画面を120Hzで書き換えられる
- 音も鳴らせる
- とてもシンプルなライブラリhttps://github.com/evil-mad/MeggyJrRGB/
- オープンソースで回路図公開(上記wiki内にリンクあり)
- 16出力のsinkドライバを2つ
LED Game for AVR
http://www.nicotak.com/avr/ledgame.html
- 16x16単色LED
- 2007年Arduinoの黎明期と同じくらいの時期(多分)に発売している
- atmega168
- 上下左右+ABボタン
- Arduinoではない、ISPで書き込む (Arduinoに改造している記事あり http://www.kako.com/neta/2008-006/2008-006.html)
- もう売ってなさそう
- 様々な改造例あり。 SDカードのデータを読みこんでブートするGamebuinoみたいな改造もあった
- 回路図あり オープン http://www.nicotak.com/avr/develop/inside.html
- LED直結で抵抗がないけど大丈夫なのかな?(それの考察もあるけど結論が出ていない模様)
- 輝度ムラの出来る配線 ソフトウェアで輝度ムラを除去するサンプルプログラムあり
- 単三電池2本から
AVR-GAME-2S
http://www.microfan.jp/shop/7_1.html
- 3240円くらい
- キットなので自分で組み立てる
- ボタンは4つ
- 8x8 2色LED
- スピーカ
- atmega168
- Arduino非互換 ISP書き込み
- よく似た単色8x8LEDのものもある http://www.microfan.jp/shop/7_2.html
- 回路図が見れる(ライセンス表記なし)
- 別売りのACアダプタ電源
EGP01
http://www7a.biglobe.ne.jp/~elegan-konya/EGP/EGP01.html
http://elegan-konya.at.webry.info/
- dsPIC33FJ128GP804-I/P
- 4方向+1タクトスイッチの3Dスティックのようなボタンが2つ
- 液晶は別途購入 128x128のカラーTFT液晶
- 3V駆動
- 開発ブログが読み応えがある
- もう売っていない
GAMBY
- Arduinoのシールドとしてのゲーム機(なのでArduinoでプログラミングできる)
- 十字ボタン+4方向入力ボタン(写真左の黒いやつ)
- スピーカ
- オープンソース
- Games for Arduino, Made By You!
- 96x64モノクロ液晶
- 25$くらいで販売中(たぶん自分で組み立てるキット)
- ライブラリあり https://github.com/logicalzero/gamby
Nibble
https://www.kickstarter.com/projects/808254712/nibble-pocket-sized-arduino-wifi-oled-sd-card-ir
Kickstarterでfundedなやつ
- Jun 2016に発送予定?
- €49で募っていた模様
- ATMEGA328P - 16 MHz
- Wifi
- 128x64 OLED Display (単色っぽい)
- LiPo battery - 300 mAh - 8+ hours battery life
- 8個のボタン
- MicroSD(たぶんgamebuinoみたいにSDからhexを書き込める)
- 赤外線送信機
- スピーカ
- Arduinoとして利用できる(マイクロUSBケーブルが刺せる)
- 3Dプリンタで作られた筐体
Tiny Arcade
これは有名だったから知ってる人も多そう
- フルカラーOLED(96x64)
- SDカードからゲームをロードできる
- アナログジョイスティックと2つのボタン
- スピーカ
- リチウムイオンバッテリー
- USBからプログラミングできる
- Arduino Zero互換(32bit-ARM)
- $60出資で組み立てキット
- フリーでオープンソースなゲーム (そのもののサイトが見つからなかった。 これはTinyDuinoという姉妹プロダクトのサイトか?http://tinyduinogames.de/
- 絶賛開発中の模様 (Mar 2016出荷予定だ、がんばれw)
Tetris(R) MicroCard
https://www.arduboy.com/store/products/tetris-microcard
- Arduboyの人たちの前作?
- $49
- モノクロOLED (多分 128x96 を縦向きに使っている)
- USB端子のようなものが見えるが、特に言及されていない
DIY Gamer Kit
https://www.adafruit.com/products/2123
DigiPixel
http://www.bradsprojects.com/the-digipixel/
- Arduinoのシールドとしてのゲーム機
- 8x8フルカラーLED
- 十字+ABボタン
- ライブラリあり AirWriteという残像を使った表示を実現できる
- 元々Kickstarterで、今はもう売ってないかな・・?
Magpi
http://www.instructables.com/id/Magpi-The-Micro-Arduino-Gaming-Platform-Interface/?ALLSTEPS
- The Micro Arduino Gaming Platform Interface
- Arduinoを使った簡単なゲーム機
- 製品ではなく作り方の紹介
- 3Dプリンタ用のデータなども公開されている
- ライブラリも提供されている
情報源
- http://blog.goo.ne.jp/sim00/e/2d6d460ef099dda5bd47785e8c2e0634
- http://gamebuino.com/forum/viewtopic.php?f=10&t=3390
まとめ
Arduinoなどの普及によりこういうゲーム機はとても作りやすくなってきています。
オープンソースなので、自分で作ってみるもよし、買ってみて遊び倒すもよし、ゲームソフトを自作するのもよしです。
部品から仕組みを理解し、組み立てて、更にその上で動くゲームを開発するというのは、ある意味フルスタックな感じでとても満足感があります。
新しいことに挑戦してみたい方には是非薦めたい遊びです。