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Play-a-thon Day3, Day4 と総括

続きです

さてさて、

と書いてきましたが、残る日程は

  • 11/22(土)
  • 11/23(日)
  • 11/24(月) DAY4 engadget fes にて発表

DAY3翌日 11/22(土)

楽器の完成具合

  • HEAD部 (CPUの入る部分)x3 動く
  • BODY部(キーボードのある部分)x3 コネクタ不良、回路も未完成

ということで11/22(土)はエンジニア陣がともかく楽器を早く完成させないと!ということで、12:00を目指してDMM Akibaに集合。 それ以外の人は11/23(日)に進捗を見て集合となりました。
(裏でMakerFairTokyoをやっていたので、それに参加する方たちも、、 僕も行きたかったけど、楽器製作のほうを優先させたかったので今年はいかず・・)

そう、DAY3のときにYAMAHAの方からArduinox3とeVY1シールドx3を貸していただいたので、まずは
eVY1とつなげて、ちゃんとう動くようにしよう、というところから作業をはじめました。
(ピンソケットじゃなくてピンヘッダの方をハンダ付けしてしまい、泣く泣くハンダ吸い取り線をつかって、剥がしたりしてました・・ 焦りは禁物だ・・)

そうこうしているとOさんがロゴを仕上げてくれました。(まだ楽器が完成していないのにw)
また、Hさんもデモの際に「寸劇?」をするという案を出してくれました。この寸劇案はHackathonではよく行うようなタイプのものでしたが、21日の発表を見る限り、この手の発表をやりそうなチームがいなそうだったため、案外こういうのいいかも! と内心思っていました(実際に本番もこれを使うことになります)

この日DMM Akibaは夜から停電ということで、18時ごろまでしか作業できないということだったので、実は時間はあまりなく・・
16時30分時点で、まだコネクタがうまいこと作れない・・
みたいな状況でした。。(これはまずい、、)

もちろん、この間コネクタをやっているAさんはかなり試行錯誤を繰り返し、また実はアコーディオンも出来るNさんが「模型に詳しい」という意外なスキルを発動し、接着剤の特性を考慮し、3Dプリンタで出力したプラスチックにピッタりの接着剤「アクリルサンデー」を発見しました。
(コイツはプラスチックを溶着するようで、頑固な3Dプリンタのフィラメントもすんなりくっついたようです)

まぁでも、コネクタは完成しないわけです、、

むぅーしかも作業場所もなくなってるし、、代替案も用意しておきたい、、ということで僕とNさんは、秋葉原のお店が開いているうちに最後の買い出しをしよう、ということで、一旦DMMAkibaを後にしました。

作業場所については、Nさんがネットを駆使して調べた結果「ナノラボ( http://nanolab.jp/ )」という、工作のできるスペースが20:30まで借りられるということで、そこに電話をして、予約をとりつけました。

コネクタが、完成しなかった時の事を考え、僕はArduinoのようにQIコネクタの足の長いものを基板に固定し、それを3Dプリンタの筐体にネジで取り付けるという、案を思いつき、その検証をするために、部品を千石で買い、ナノラボに向かいました。

ナノラボはお世辞にも広いスペース というわけではないですが(DMMAkibaが広すぎなのですが、、)ボール盤や、金ノコなど、工作に必要な機械も自由に使うことが出来る、ということで、ちょうど、3Dプリンタで作った筐体に穴を開ける必要があったため、施設をフル活用し、1台の筐体に「最悪の場合のコネクタ」を実装することが出来ました。(あまりイケてないし、できれば使いたくないなぁ、、と思いつつ)

そうこうしているうちに、Aさんも合流し(DMMAkiba停電のため)ナノラボで黙々と2時間位作業しました。
コネクタは更に進化を遂げ、3Dプリンタ部と汎用コネクタを接着剤で固めた上に、3Dプリンタで出力した「くさび」を打ち込んで、外れにくくする、という工夫を凝らしたものになっていました。

しかし、やはり、かみ合わせに寄って、外すときにコネクタが一緒に持って行かれてしまう、という現象が頻発し、安易に「合体・分離」出来るものは難しい、、 という感じでした。

さて、とは言え時間はすぎるわけで、ナノラボも閉店ということで、残りの作業は明日にしよう、、と秋葉原を後にしました。
ぶっちゃけあと1日しか時間がなく、そのなかで「楽器の完成」「発表の構成」「発表の練習」をする必要がある、 しかも楽器については完成の目処が立っていない、、、

というわりとヤバイ状況でした。

ともかく、コネクタ部分が出来ないことには話しにならない、、ということで申し訳ないとは思いつつAさんにはコネクタ部を3台分作ってきて欲しいという「宿題」をお願いして、日曜日には、その出来を見て、デモの内容を決めようということにして、秋葉原を後にしました。

さてさて、その日の夜、Oさんがデモの草案をFaceBookにあげてくれました。
すべてが上手く言った場合の案を作っていただいたのですが、今の状態では全くそのデモをするための楽器が動かない、、 という状態で、 どう伝えて、どのように僕達は発表に備えればよいか、、、 と考え日曜日の技術陣のマイルストーンを決めました(今更)

  • 今日の状況
    • 1台のCPUと 1台のかまぼこが引っ付いて動いた
  • 目指したい状況
    • α:1台のCPUと 1台のかまぼこが引っ付いて動く のが3セット
    • β:1台のCPUと 2台のかまぼこが引っ付いて動く
    • γ:1台のCPUと3台のかまぼこが引っ付いて動く

ということで、このそれぞれの状態での発表案を作り、出来たところで発表が出来るだけの用意を並行して行う という方針にしました。

この日の夜、、Nさんは実はこっそり、アコーディオンで「この楽器専用の曲」を作曲していたのです。
その話を聞いて「もしや?」と思いNさんに「DTMとか出来たりする?」と聞いた所

むむ、SONAR X2っていうDTMソフトでDTM的なことができるイメージですが素人です。

これ!出来る人が出来ないっていうパターンだー(C言語出来ません みたいな)
ということで、発表の時に裏で流すリズムパターンや伴奏のMidiデータの作成をお願いすることに・・(ほんとNさん多才だ)

DAY4前日 11/23(日)

さて、泣いても笑っても最後の作業日 11/23(日)

朝の4時頃にAさんのこんな書き込みが・・

本体3セットを現時点作成可能なレベルまで仕上げて動作確認

繋ぎかえると鳴る。その当たり前の重さを感じる夜ふけ。

考えてみれば、半田ごてもライトも冷蔵庫も何もかもが、当たり前に動く。
その当たり前はすごいことだな。

Aさん キてるな・・・


Aさんのコネクタが完成していることを祈りながら、秋葉原に向かいます。

DMMAkibaにて、Aさんの作成したコネクタをいくらか試す、、

  • 1つ目 すごく上手く抜き差しできる!
  • 2つ目 ちょっと接続が甘い、楽器はひっつくが接触がまずい
  • 3つ目 CPUとくっつけるとCPUが動かなくなる!!

という状態でした。
2つ目を返品し直してもらうことに、、 3つ目は回路的に何かおかしい、、 ということで僕がデバッグ

2つ目は何度か直してもらううちに、抜き差しはあまりうまくいかないものの、繋げている状態で、ちゃんと回路が接触する状態になりました。
3つ目は、ずっと原因がわからず、テスターをあてたり、いろいろやっていたのですが、、、 お、、コネクタの、配線が左右逆だー! ということに気づき、直してもらうことに・・

焦っているとわからんもんですね・・

と、いうところで完成

  • 1つ目 すごく上手く抜き差しできる!回路も接触する
  • 2つ目 一度接続すると回路は接触するが、抜き差しすると、コネクタがもげる
  • 3つ目 一度接続すると回路は接触するが、抜き差しすると、コネクタがもげる

と、昨日上げたマイルストーンのβまでは出来るようになりました。(1つ目をぬいて2つ目につなげられる!)

ということで、ここでハードウェアを凍結。 ソースコードを焼き込みます。

  • パーカッション
  • 和音(C/D/F/G) ※変な和音ですが、Nさんのオリジナル曲用に合わせました
  • メロディ(ド・レ・ミ・ソ)

2つ以上つながった場合は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」が鳴るようにプログラムを作りました。

さて!これで演奏の練習が出来る!ってところで(あまり覚えてないけれども)21時位だったはず、、

昨日Oさんのあげてくれたデモの流れのうち、マイルストーンβで出来る範囲を書き出して、具体的に何を、どうやって演奏するかを打ち合わせます。デモの担当者も決めて、それぞれがこの楽器で何を演奏するか、を書き出して、ちょこっとだけ練習しました(本当にちょこっと)

また、デモ当日の予定もしっかり決めていなかったので、それを確認したり、本当になにかまずいことが起きた時のために動いている状態での動画を撮影しました。

最後に明日の持ち物を確認して 終電に追われるようにDMMAkibaを後にしました。

DAY4 発表当日

さて、11/24(日)EngadgetFes当日。

まだ発表練習を一度もしていないし、演奏も合わせてやったことがない状態からスタート!

僕はチームの発表時間より少し早く来て、発表のシナリオをいわゆる「台本」みたいに加工し、使う楽器の部品を固定し、ステージでどのような並びで、どのような立ち位置で演奏するか などをメモ帳に書き起こしていました。

周囲を見ると、他のチームの方もちらほら、、 恐る恐る 「どうですか・・・?」みたいなことを聞くと「今日が勝負ですw」 みたいな返事が・・ どこもやべぇぞ・・・

とかなんとかやっていると、Aさん、なんとロゴをシール印刷して持ってきてくれました! かっこいい!さっそくみんな胸に貼りました。


他のチームの人も集まって入るものの、メンバーが欠けていたり(どうやらどこかで作業している模様)、まだハンダ付けを行っていたり、、、 午後発表なんだけどなぁw
そして、うちらもまだ楽器練習とか全く出来てねぇ!

ということで、荷物置き場兼控室、でさっそく楽器をセットアップして、練習!
Nさんが用意してくれたお手本midiデータを聞きつつ、楽器を演奏するのを、、まぁ30分もやってない・・ (僕は演奏ではなく、配線周りなどをセットアップする役ということで、見てるだけでしたが・・)
Oさんはピアノ経験者ということで、「メロディは覚えた」 などとかっこいいことを言ってくれました。
和音の進行もタイミングを合わせる練習をして、和音は忘れそう、、ということで必殺「手にメモ」を使いました。

寸劇もとてもセリフは少ないけれども練習しておこう、ということで、セリフ合わせ、、 みんな台本をその場で見ながら というところからスタート。 セリフはまぁ単純なので3回ほど確認しただけ、、 さてさて、、 本番行けるのか、、?

昼前にリハーサルで、ステージに呼ばれました。
僕らの前はなんかこういわゆる「アイドル」みたいな方が練習をしていらっしゃって「僕達このなんか別次元感ある方々と同じステージで演奏するのか!」とちょっとドキドキし始めましたw。

リハーサルと言っても機材の接続の確認が目的のものなので、ここでは練習みたいなことは出来ず。と言いつつも、楽器回路設計者としてはかなり緊張の一瞬。3台の楽器をUSBとオーディオケーブルにつなげ、ステージに音が鳴ったのを確認して 一安心。

後は、本番を待つだけだ!

昼ごはんがてら台本を印刷しにセブンイレブンへ。台本をみんなに手渡して各自確認してもらいつつ昼ごはん。

本番まではしばし時間があるということで、ちょっとだけEngadgetFesの会場をうろうろ。KDJ-ONEの実機が置いてあるのに感動したり、 生で「喘ぐ大根」を見たり、、

14時からまずは「トークセッション」。プレゼン資料はHさんがたたき台を作りOさんがブラッシュアップしたものを使用し、かなーりわかりやすい感じの内容でお届けしました。(僕が作ると学会発表みたいになっちゃうんです;; こういうところは適材適所でw;)

他のチームも様々なプレゼンをしており、しかし、「今作ってます」みたいな発言もあり、本当にこの後のPlayが上手く行くのか14時の時点でも不明なチームがたくさんありました。(※発表は16:30からです)

トークセッションの後も少し時間があったので、控室に戻って、、、 と控室に行くといわゆる「死体」が2つごろん。。 オツカレサマデス・・
僕らも最終調整を・・ ということで控室前廊下で、立ち位置の確認や、セリフ回しの調整をしていました。
で、いよいよ本番。。 ITエンジニアには似つかわしくない”ミラーボール”の回る空間での発表です。

僕らのチームは6チーム中4番目の発表で、前3チームの発表が本当に十人十色 といった発表内容だったため、かなり個人的には肩の力を抜いて発表に臨めました (すごく良い意味での「何やったもいい感」のあるステージでした)

でまぁ なぜか僕が「ハカセ」役を演じさせていただきw 中高生がやるような寸劇からの、 僕達の作った楽器「JOIN-TONE」の発表を行いました。

僕らのチームは音楽を生業にするほど長けた人は居ないものの、だからこそ作り出せる「身近な楽器」的な雰囲気を全面に押し出したPlayが出来たかなと思ってます(自画自賛)

で、最後はウマイダーが全部持って行っちゃいましたがww

ということで、直前までスーパーバタバタしましたが、なんとか発表を無事成功させることが出来ました。

と言ったところでPlayathonのDAY1-DAY4までの参加者目線でのレポートをお届けしました。

参加してみて

もぅ とにかく「勉強になった」ことが非常に多かった。
ちょっと箇条書きにしてみよう

  • ものづくりにおけるプロトタイプづくりの大切さ
    • もちろん僕の本業であるWebでもやるのだけれど、ハードウェアの場合はさらにこれが重要になってくると感じた。 作ろうとしているもののドメインの自由度が大きければ大きいほど、誤解を生む余地が増えるので、プロトタイプで認識を合わせるのはとても重要
  • 客観的にプロダクトを見る手段としての動画
    • 上記プロトタイプを使って演奏をする 「ふり」をする動画を見返してのフィードバックがかなり効果的だった
  • コンセプトを決めてみんなで認識を合わせること。
    • 僕らのチームはこの部分あまりうまくいかず かなり長い間コンセプトがフラフラした状態で作業をしてしまったような気がするが、 途中からこのあたりをみんなで認識合わせしていくことで、後半の作業の加速につながった
  • コンセプトに対して、プロダクトを「追い込んでいく」という姿勢
    • YAMAHAの方がこういう表現をされていてすごくしっくり来た。そう、コンセプトがあってこその プロダクトであって、どこまで近づけられるのか、 どこがずれているのか 何を妥協しているのか を把握することが重要
  • 3Dプリンタの可能性
    • 今回遠隔で3Dプリンタで出力するという、特殊なシチュエーションを体験したが、東京で3Dプリンタで創りだした、コネクタ部の寸法を合わせて、ボディ部はそのデータに合わせて遠隔地で出力する。という流れが自然に出来るのがやばかった。 概念的にはほとんど「物質を転送している」よね
  • レーザーカッターの可能性
    • 初期プロトタイプはレーザーカッターで作成してもらいました。 レーザーカッターはかなり精度よく、しかも高速に、(材料だけ見れば)格安に、思いの形を作れるということで、これはぜひ個人でも一度使ってみようと思いました。
  • 議論の進め方やサポートのやり方
    • まったく盗みきれていないですが、今回YAMAHAの方々やIAMASの小林先生が、かなり丁寧に議論をエスコートしてくださって、そのやり方はすごく良かった。 仕事の参考にしたい。
  • 個人的な成長具合
    • ここ1年ほど仕事でいろいろとやらせてもらってて、その成果が今回のPlayathonにもかなり現れていたと感じた。 (自画自賛)
  • 音楽とは、 楽器とは
    • 異業種がカラムHackathonは、すごくこういう話が聞けて面白い。
    • 機械から楽器になる瞬間の話だったり
    • ある意味では楽器が「曲」を作る と言った話だったり
    • アコースティックの良い所、 デジタル楽器の良い所 の話だったり

Playathonのおかげで本当にひと回り自分が成長した気がしました。
この歳になってこういう体験ってなかなかもう無いのかなと思っていたけれども、もっといろいろ挑戦していかねば・・ と思った次第です。